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【大リーグ】

マー、またまた大量援護で11勝目! Rソックス戦 3戦連続2桁得点

2015年9月4日 紙面から

◇ヤンキース13−8レッドソックス

 大リーグは2日、各地で行われ、ア・リーグ東地区2位のヤンキースの田中将大投手(26)ボストンでのレッドソックス戦に先発して6イニング1/3を投げ、6安打4失点で11勝目(6敗)を挙げた。試合は13−8。地区首位ブルージェイズとのゲーム差1・5を守った。マーリンズのイチロー外野手(41)はブレーブス戦に6番右翼で臨み、8月21日以来の複数安打となる4打数2安打を記録。チームは7−3で勝ち、3連勝とした。2試合続けて先発を外れたジャイアンツの青木宣親外野手(33)はドジャース戦に出場しなかった。1−2で敗れたチームは5連敗。プレーオフ進出がかなり厳しい状況となってきた。

 どんな状態でも勝って、地区首位ブルージェイズに食らいつく。打線の大量援護を受けた田中が、危なげなく11勝目をゲットした。15−4で大勝した前回のブレーブス戦(8月28日)から中4日。2戦連続での大量得点に守られての勝利に「しっかりチームも勝って良かった。やっぱり勝つことが一番」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 レッドソックスを相手に、3試合連続2桁得点の援護を受けた投手は、ヤンキースでは田中が初めて。大量リードによる気の緩みが出ないようにと「競った試合をしてるっていう気持ちを持って投げることは自分にとって大事。この先もそういう場面が多くなってくる」と気持ちを集中。カーブやカットボールをストライクゾーンに集める投球でリズムを崩さなかった。9点リードの7回1死から四球を許し、球数92球で降板。何とか4失点にまとめた。

 この日の勝利は、ジラルディ監督にとって通算800勝目だった。田中は「おめでとうございます」と言いつつも、「周りが求めてる部分には全く自分が応えられてないと思っているんで、よりいいものを見せられるようにと毎回思っている。状態が上がっていくように努めるしかない」と、勝ち星だけに満足することはない。

 ブルージェイズとは1・5ゲーム差のままで変わらず、し烈な優勝争いがシーズン終盤までもつれることは必至。中5日での登板が濃厚と見られる8日のオリオールズ戦を含め、田中の今季登板はあと4、5試合。地区V争いに競り勝つためにも、エースらしい結果と内容の伴った投球が求められる。 (ボストン穐村賢)

 

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