安藤忠雄氏、新整備案1550億円に「よかったんじゃない」

2015年9月4日18時39分  スポーツ報知

 総工費が約2520億円にまで膨れ上がり、白紙撤回された新国立競技場の旧整備計画のデザイン選考で、審査委員長を務めた建築家・安藤忠雄氏(73)が4日、大阪市内で講演会を行った。

 講演終了後、総工費を上限1550億円に抑えた新たな整備案について、安藤氏は「そうなの。よかったんじゃないですか」と淡々とした表情で応え、「僕はもう関係ないですから」と足早に立ち去った。

 この日の講演では、紛糾した整備費問題について触れ、「『なんで国立競技場(整備案)を全部まとめるのが大阪のオッサンや』と嫌がられ、総動員でなんとか(私を)引きずり下ろそうとした。私たちは作品を選んだだけ」と、大阪出身を理由にバッシングを浴びたとの持論を述べた。

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