スポニチ
春夏合わせて7度の全国制覇を誇るPL学園が2017年度から新入部員の募集再開を検討していることが、26日までに分かった。同校関係者が「今の2年生が卒業した後から新しい部員を受け入れる可能性があると聞いています」と語った。
スポニチは、なおもこういっている。
理不尽な上下関係が招いたこれまでの不祥事を一掃すべく、教団側は現在の2年生が卒業する17年3月を一つの区切りに設定していた。古い体質をわずかに知る今の野球部員とは一切交わりのない、17年4月入学の新入生から新しい野球部を立ち上げるのが狙いだ。

要するに兵糧攻めで今の野球部を根絶やしにしたうえで、やり直そうとしている。
過去の不祥事については口を拭って知らん顔をし、出直しを図ろうとしている。今も11人の野球部員がいるのに。
宗教法人にあるまじきインモラルなやり方だと思うが、非常識がまかり通る新宗教には往々にしておこるものである。

今いる11人の野球部員は純粋にPL学園の栄光にひかれて入学し、甲子園、プロ野球を夢見て努力をしてきただけである。
彼らが、絶望的な思いをしなければならない因果はない。
野球をすること、そして未来を考えること、その道程で栄光や挫折を味わうことがあっても、学校の都合によって絶望的で理不尽な目に合う筋合いはない。

PL学園野球部が衰退したのは、教団の経営難とともに、野球部の数々のスキャンダルによるところが大きいが、それを看過したのは学園であり、教団である。
学園、教団は、野球部内で行われたインモラルな行いを知りながら容認し、その盛名を知名度アップや、生徒募集に十分に利用してきたではないか。
PL学園野球部のやり方に問題があったとすれば、学園や教団には管理責任や道義的な責任があったはずだ。
今になって、11人が「古い体質をわずかに知る」からと言って排斥しようとするのは、なんというインモラルか。
彼らはそのことには何ら責任がない。しかるに、その報いを彼らは一身に受けようとしている。貴重な「高校野球の時間」を空費し、絶望的な日々を送っている。

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共同
新入部員の募集を停止している高校野球の名門、PL学園が29日、大阪府八尾市の久宝寺緑地球場で行われた秋季近畿地区大会大阪府予選1回戦で汎愛に延長十一回、6―8でサヨナラ負けし、来春の選抜大会出場は絶望となった。

PL教団は、都合の悪い人間は切り捨てるのか。それで人々の幸福を願う宗教だと言えるのか。

そしてPL学園OBのそうそうたる野球人は、なぜ彼らを見殺しにするのだろうか。
11人は、正しく「栄光のPL学園野球部」の正系であり。消えんとする栄光を必死で守っている。
良くも悪くも高校球界で圧倒的な存在感を示した「PL野球」を作ってきた鶴岡泰、中村順司などの指導者、桑田、清原をはじめとするOBは、「PL学園」という金看板で世渡りをしてきたはずだ。
彼らの後輩が、こういうひどい目にあっているのに、なぜ手を差し伸べないのか。

高野連がこの手の問題でまともな対応をすることは、望み薄だ。だとすればPL学園OBが救いの手を差し伸べるしかないのだ。

11人を転校させるとか、連合チームを組ませてOBを指導者に差し向けるとか、いろいろな方策が考えられるはずだ。

今のままでは11人は「滅びゆくPL野球教の殉教者」になってしまう。

清原和博は、刺青がどうのと女々しい自己保身の発言ばかりするのではなく、男気を出して、「11人を救おう」と仲間に呼びかけてはどうか。


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