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山口組トップが示したとみられる手紙、FNNが独自に入手

フジテレビ系(FNN) 9月4日(金)21時2分配信

分裂騒動に揺れる山口組のトップが、傘下の組長らに自らの意思を示したとみられる手紙を入手した。
4日朝、教師たちに見守られ登校した生徒たち。
通学路の近くには、山口組から分裂した山健組の事務所がある。
この分裂騒動のさなか、FNNは「ある手紙」を独自入手した。
「このような内紛をしている場合ではないのである」などの内容の手紙を書いたとされるのは、渦中にある6代目山口組、司 忍こと篠田建市組長(73)。
9月1日、兵庫・神戸市灘区の総本部で行われた定例会で、傘下の組長たちに、この手紙が配られたという。
手紙は、「かつて経験したことのない重大なる局面を迎えており、われわれにとっては、最大の試練の時と思う。山口組には、内紛・離脱・分裂などを繰り替えして成長してきた、その過程の中で、有能な多くの人材を失ってきた歴史の反省と学習があった。人は、誰もが学習能力がある。彼らは、その体験者であるにもかかわらず、学習能力と反省がないのかと思うと、残念でならない。今、さまざまな形でのうわさ、流言飛語が飛び交っていると聞くが、真実は、皆が一番知るところである。軽挙妄動を慎み、この困難な次代にこそ、男としての神髄を究めることを希望する。道なき道を歩く、道を切り開くんだという心意気で、前向きに歩むことを望む」などというもの。
山口組から分裂した山健組などの13団体は、新たな組織を設立する動きを見せており、警察は、警戒を強めている。

最終更新:9月4日(金)21時2分

Fuji News Network