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島根原発 虚偽記録の調査報告書案が判明
9月4日 21時05分

島根原発 虚偽記録の調査報告書案が判明
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松江市にある島根原子力発電所で低レベル放射性廃棄物を処理する際に使う計測器を巡り、うその検査記録が作られていた問題で、中国電力は問題の計測器が機器の保守管理に使っているコンピュータシステムの対象になっておらず、管理が適切に行われていなかったことなどが原因とする調査報告書の案をまとめました。
島根原発では低レベル放射性廃棄物を固める処理をする際に使う水の「流量計」について、実際にはメーカーの検査を受けていないのに、中国電力の社員が検査を受けたように装って、うその記録を作成していたことが、ことし6月明らかになりました。
中国電力が調査したところ、問題の流量計は機器の保守管理に使っているコンピュータシステムの対象になっておらず、管理者も作業の進捗(しんちょく)状況を把握していなかったということです。
こうしたことから中国電力は、業務管理が組織として適切に行われていなかったことや、コンプライアンスの意識が十分浸透していなかったことが原因だと分析しています。
その一方で、うその検査記録の作成に組織的な関与はなく、ほかの機器に点検漏れもないとしています。
中国電力は、こうした内容や再発防止対策を盛り込んだ調査報告書の案を、5日に松江市で開かれる外部の有識者などが出席する会議で示すことにしています。

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