2013.08.03
皆さまの大事なデータが保存されたハードディスク(HDD)はいつかは壊れます。
一般的に言われている平均寿命は「4~5年くらい」といわれています。
なぜか。1分に7,200回転なんてとんでもない速度で回っているから。
1日2時間使用したとして、4年間で12億4千万回転させることに。確かにどこかおかしくなっても不思議ではありませんね。
メモリーを多めに積むなどして、HDDへのスワップ(一時待避)が頻発するのを防ぐのも長持ちさせる秘訣ですが、それにしてもいつか寿命は来ます。
そこで今回は簡単な無料ツールでHDDにおける故障の予兆を知る方法をお教えします!
データ復旧テクニカルセンターが提供している「HDD SCAN」というソフトがあります。これでHDDの状態を確認してみましょう。
実際の操作はとても簡単です。
以下のリンクから「HDD SCAN」をダウンロード、解凍し、ソフトを起動します。
次に「ディスク不良セクタ検査」を選択し次へをクリックします。
検査ボタンを押すとスキャンが始まりますので気長に待ちましょう。
検査時間は容量やメモリによりますが1TBあたり2時間程度かかります。
スキャン結果が全て緑なら問題はありませんが、少しでも赤があると危険です。
正常(安全です。)
セクタの破損あり(HDDの壊れる危険があります。)
もし赤が見つかった場合、HDDの壊れる確率は高いものと考えられます。
データのバックアップを取り、HDDの交換することをオススメします。
ちなみにHDDを大量に使う企業の代表格であるGoogleが2007年に公表したレポートでは、スキャンエラーの出たHDDが、それから60日以内に故障する確率は、スキャンエラーが出ていないHDDの39倍だったとのこと。10万台以上のHDDのデータからのレポートですから信頼性は高そうです。
HDDのスキャン自体もHDDに負荷をかけます。あまり頻繁なスキャンは返って寿命を縮めることになりますので、特に問題が出ていないときは程々の実施としておきましょう。
先のGoogleのレポートでは、スキャン結果とは関係の無い故障も多かったとのこと。
HDDスキャンの結果はあくまでも目安として、こまめなバックアップは必須です。
らくらく活用ウェブでも紹介しているDropboxなどのクラウドサービスも参考にしてみてくださいね。
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