【コラム】120年たっても変わらない日本右翼の野蛮な属性

120年前、日本は外交路線を変更した朝鮮の王妃を殺害
安達謙蔵「朝鮮のやつらが頭をもたげ日本を軽蔑」
その野蛮な属性がメディアの排せつ口を通して再びぶちまけられた

 韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は明日、中国の抗日戦争勝利70周年記念軍事パレードに出席する。天安門の望楼に中国の国家主席と共に立つ朴大統領の姿は、「統一外交」を象徴する歴史的場面として記録されるだろう。120年前の国権防衛への熱望と同じくらいに統一を望んでいる今の韓国国民は、拍手をするだろう。しかし日本の右翼は、憤怒するだろう。朝鮮の王妃に向けていたのと同じ憤怒が、対象と方法を変えて噴出するだろう。120年が過ぎても変わらないその属性は、既に言論の看板を掲げたインターネット上の排せつ口を通って流れ出し始めている。「朝鮮のやつらが頭をぬっともたげてきて、日本を軽蔑した」という安達の怒りが、そのまま現代日本の右翼の胸中に当てはまると思う。

 日本人が残した、いわゆる「須永ノート」は、明成皇后の最後をこのように描写している。「王妃は上を向いたまま倒れて『ふう、ふう』と息をしていた。壮士(殺害犯)たちは写真と王妃の顔を比べていた。王妃は両手で顔を覆った」。王妃は、少しの間生きていた。かぼそく息をしながら、鹿山の炎の中で絶命したという記録もある。自国がやったことであるにもかかわらず、内田領事は「歴史上古今未曽有の凶悪」と表現した。

 天安門の望楼に立つ朴槿恵大統領に拍手を送り、大いなる統一外交の成功を祈願する。

鮮于鉦(ソンウ・ジョン)国際部長
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