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matonomatono  - ,,,,,,,,,  08:00 PM

若き経営者に贈る2つの大切なアドバイス

若き経営者に贈る2つの大切なアドバイス

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Inc.:2007年、『The Huffington Post』創設者のアリアナ・ハフィントンは、自宅の仕事場で血まみれになって倒れているの自分に気付きました。MRIやCTスキャン、心電図などの検査をしましたが、思っていたほど重大な問題はなく、ただ極度の疲労が原因で失神し、頭を机の角にぶつけ、目を切ったということでした。

しかし、この出来事の後、彼女は毎日18時間以上働く生活について深い疑問をもつようになりました。2013年、スミス大学の卒業生のためのスピーチで、ハフィントンは睡眠のすばらしさに関する話と共に、お金や権力のような時代に左右されない価値基準に加えて、人生をより豊かにするための「第3の基準」について考えるようアドバイスをしました。


ハーバード・ビジネス・スクールの教授であるクレイトン・クリステンセンや、『WHYから始めよ!ーインスパイア型リーダーはここが違う』の著者サイモン・シネック、TOMSの創業者ブレイク・マイコスキーも、同じようなことを言っています。TEDトークのスピーカーも、少なくとも6人は同じようなことを語っているはずです。

リーダーシップの極意について説明する『True North』の著者であるウィリアム・W・ジョージに、私が最初に投げかけた質問は「成功することを最優先にしている、仕事中毒の若きリーダーを説得するには、どうしたらよいですか?」でした。

起業家は、ワークライフバランスについて、倒れて(倒産する/体を壊す)初めて学ぶことができると思われがちですが、聖書と同じくらい古い言葉にも、道徳的に生きることやバランスよく生活する努力を、思い出させてくれるものがあるはずです。もちろん、いまどきの言葉で同じようなことを言うTEDトークのスピーカーもたくさんいます。

では、壁にぶつかるかもしれない頑固な若き経営者に、ジョージはどんなアドバイスをしたのでしょうか? インタビューからわかってきた、重要な2つの答えをご紹介しましょう。


1. 現実的なアドバイザーやサポートチームを見つける


ジョージは、ハフィントンの身近にサポートしてくれるチームがあれば、彼女は体を壊さずに済んだ、と言います。彼女と親しくて「問題があれば忠告するね」と言える人がいたら良かったと思っていました。

彼は、いいサポートチームを見つけており、実績も上げ続けている若きCEOのマーク・ザッカーバーグを引き合いに出しました。2005年、ザッカーバーグはワシントン・ポストのCEOであるドナルド・グラハムと出会いました。グラハムは、Facebookに600万ドルを投資したいと申し出ましたが、ザッカーバーグは、気に入らなかったアクセル・パートナーズの投資を蹴るためだけに、これを受け入れました。

グラハムは、これを馬鹿にされたとは思わず、むしろザッカーバーグのやり口に感動しました。その後、ザッカーバーグはCEOとしてどうあるべきかをグラハムから学び、2人の関係は次第に深まっていきました。ザッカーバーグにとって、この出会いによる1番の利点は、グラハムが彼に、COOとしてシェリル・サンドバーグを雇ったほうがいいとアドバイスしたことです。同時に、サンドバーグには自分より若い人の下で働くことになっても、その役職のオファーを受けるようにすすめました。現在、グラハムはFacebookの取締役に就いており、ザッカーバーグからオンラインの戦略について学ぶことで、『ワシントン・ポスト』の読者を惹きつけています。グラハムもまた、この出会いから恩恵を受けているのです。

2人の関係からもっとも学べる点は、ザッカーバーグがアドバイザーを探し、その人に頼るというスタイルを築いたことでしょう。現在、ザッカーバーグは、ビル・ゲイツやマーク・アンドリーセンなどにもアドバイスをもらっています。ジョージは「ザッカーバーグには、どうして20歳以上も年上のアドバイザーがいるんだろう? とよく聞かれる」と言いました。答えは「本当にいいアドバイザーを早いうちに見つけたから」です。


2. 少なくとも1日20分は休憩する


その時間にはスマホもネットも使わず、ただ自分の内面を見つめます。何をしても良いですが、肝心なのは仕事から離れることです。「私は瞑想します。走ったり、散歩に行ったりする人もいます。信心深い人はお祈りをしています。大事なのは、俗世から離れることです」とジョージは言います。

また、瞑想の時間をもつことでより良い決断ができていると彼は言いました。1997年、彼の医療機器関連会社Medtronicは150億ドルで合併できるチャンスがありました。多くの社員は、合併相手のトップダウンのやり方や経営方針は、自社と相容れないだろうと不安を覚えました。

そのような懸念があっても、Medtronicの収益を上げる方法として合併は魅力的でした。「みんながうまく働き、お互いの方針を組み合わせればすばらしいことになる」とジョージは思っていましたが、同僚や社員は社風が合わないと警告してきました。そして、その意見をジョージはあまり聞いていませんでした。

しかし、瞑想を実践している途中、社員の警告に耳を傾けたほうがいいのかもしれない、とふと思い直し、彼らの話を聞く時間をつくりました。結局、合併は、経営的・戦略的には相乗効果があり、短期的には株価が上がって投資家を喜ばせるかもしれませんが、社風や文化がぶつかることになり、最終的に会社は弱ってしまうだろう、という結論に至りました。そこまで理解するのに少し時間はかかりましたが、合併はやめることになりました。

ここでの大きな教訓は、売上について考えるだけでなく、倫理的な側面や個人の考え方というような、価値観を元にしたリーダーシップを大切にしたほうが良いということでしょう。



サポートチームと日々の反省を組み合わせることで、本当に大事なものを常に心に留めておくことができます。

それは、健康、家族、愛する人、倫理観などで、あなたの人生の目指すべき方向を示してくれます。そして、あなたはきっと、大切なことを守るために利益重視の考え方から身を引くことを恐れなくなります。ジョージは言いました。「行き詰まったり、クビになったりするまでがんばる必要はありません。ただ、引くことを学べば、本当に大事な目的を見失うことはなくなるでしょう」


How Great Leaders Avoid Burnout |Inc.

Ilan Mochari(訳:的野裕子)
Photo by Shutterstock.

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