2015.8.31 05:00

【大林素子 もっとアタック】次戦・韓国戦はリベロ佐藤の読み大事

【大林素子 もっとアタック】

次戦・韓国戦はリベロ佐藤の読み大事

 今季の日本は、サーブを受けるときは座安、サーブを打つときは佐藤が入る、リベロ2人制を採っています。2人は、分担して上げていこうと固い絆で結ばれています。

 今季が日本代表初招集の佐藤は、初めての大舞台で物おじせずやっています。普段はのんびりした性格ですが、コートに入ると反応も読みも良い仕事人。体が小さいので前腕部だけでなく、上腕部も使って全身で上げています。ヤワな体だと後ろに飛ばされるところですが、耐えられるのは周囲60センチ近い太ももの筋肉があるからです。

 次の韓国戦は、エースの金軟景の強打をどれだけ拾えるかが鍵。さらに金軟景は木村のように駆け引きもうまい選手。リベロにとってはフェイントなど、軟らかい攻撃も拾う読みが大事になります。 (元日本女子代表、スポーツキャスター)

(紙面から)