安全保障関連法案に反対の声を上げているのは大人や大学生だけではない。県内の高校生らが、安保法案に反対する高校生の団体「T―ns SOWL(ティーンズ ソウル)」を立ち上げた。自分たちの言葉で思いを伝えている。

 「戦争しない日本が好きだ」「一緒に歩こう」「未来を守れ」――。8月27日、千葉市内であったデモに、県内在住の高校2年生(16)の姿があった。活動名はジョー。約50人のデモを先導する車の荷台に大学生と2人で立ち、声を上げた。

 2人が「民主主義ってなんだ」と問うと、参加者が「これだ!」と応じる。ジョーさんはかけ声を止め、少し間を置いて「僕たちは安保法案に反対するためにデモをやっています」と通行人に呼びかけた。