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維新 新党に16人参加 21人残留の意向9月4日 5時23分
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維新の党では、離党した大阪市の橋下市長が来月にも結成する新党に、大阪を地盤にしている議員を中心に16人が参加の意向を固める一方、21人が党にとどまる意向で、態度を明らかにしていない14人の議員に対する双方の働きかけが活発になっています。
維新の党を離党した大阪市の橋下市長は、みずからが代表を務める地域政党「大阪維新の会」を母体とする新党を、今の国会の閉会を待って来月中にも結成する方針で、維新の党は分裂が確実な情勢になっています。
NHKが維新の党に所属する51人の国会議員に取材した結果、橋下氏の新党には、これまでに馬場国会対策委員長ら大阪を地盤とし橋下氏に近い12人の議員に、片山参議院議員会長らを加え合わせて16人が参加の意向を固めました。
馬場氏らのグループは、3日夜東京都内で会合を開き、橋下氏の今回の決断に理解を得られるよう党内で働きかけを行って新党に参加する議員の上積みを図る方針を確認しました。
馬場氏は、会合のあと記者団に対し「数が1人でも多いほうがよいことは、国会戦略上、誰もが認めることだが、ある程度共通認識を持った政治家が集まることがいちばんいい」と述べました。
一方、維新の党では、これまでに松野代表や今井政務調査会長ら民主党出身の議員と、江田前代表ら旧結いの党出身の議員を中心に21人の議員が党にとどまる意向を固めました。
松野氏と松野氏に近い議員らは、3日国会内で会合を開き、民主党などとの野党勢力の結集につなげるためにも、少なくとも30人程度の議員は確保したいとして、態度を明らかにしていない14人の議員への働きかけを強めていくことを確認しました。
こうしたなか党執行部は、若手議員を中心に、橋下氏らの離党を巡る経緯を説明するよう求める声が相次いでいることを受けて、4日両院議員懇談会を開き、当面の党運営について協議するとともに、ことし11月に予定されている党の代表選挙の延期を決める考えです。
これに関連して松野氏は、3日の記者会見で「橋下氏とは電話では話したが、今後について江田前代表も交えて話し合わなければならないと思う」と述べました。
NHKが維新の党に所属する51人の国会議員に取材した結果、橋下氏の新党には、これまでに馬場国会対策委員長ら大阪を地盤とし橋下氏に近い12人の議員に、片山参議院議員会長らを加え合わせて16人が参加の意向を固めました。
馬場氏らのグループは、3日夜東京都内で会合を開き、橋下氏の今回の決断に理解を得られるよう党内で働きかけを行って新党に参加する議員の上積みを図る方針を確認しました。
馬場氏は、会合のあと記者団に対し「数が1人でも多いほうがよいことは、国会戦略上、誰もが認めることだが、ある程度共通認識を持った政治家が集まることがいちばんいい」と述べました。
一方、維新の党では、これまでに松野代表や今井政務調査会長ら民主党出身の議員と、江田前代表ら旧結いの党出身の議員を中心に21人の議員が党にとどまる意向を固めました。
松野氏と松野氏に近い議員らは、3日国会内で会合を開き、民主党などとの野党勢力の結集につなげるためにも、少なくとも30人程度の議員は確保したいとして、態度を明らかにしていない14人の議員への働きかけを強めていくことを確認しました。
こうしたなか党執行部は、若手議員を中心に、橋下氏らの離党を巡る経緯を説明するよう求める声が相次いでいることを受けて、4日両院議員懇談会を開き、当面の党運営について協議するとともに、ことし11月に予定されている党の代表選挙の延期を決める考えです。
これに関連して松野氏は、3日の記者会見で「橋下氏とは電話では話したが、今後について江田前代表も交えて話し合わなければならないと思う」と述べました。