【世宗聯合ニュース】韓国の海洋水産部は3日、北太平洋漁業委員会(NPFC)の第1回委員会会合が東京海洋大で同日開かれたと明らかにした。
NPFCは北太平洋の公海に生息するサンマやイカ、タイ類などの水産資源を体系的に保存・管理することを目的とした地域漁業管理機関で、今回の会合を機に正式に発足した。韓国、中国、日本、米国、カナダ、ロシア、台湾の北太平洋沿岸7カ国・地域が参加する。事務局は東京海洋大に設置され、常勤職員は4人。
会合では初代事務局長に選出された韓国・国立海洋生物資源館のムン・デヨン本部長が正式に任命された。
委員会は今後、漁獲枠や禁漁水域・期間の設定、漁船数の調整など、体系的な水産資源の管理に必要なさまざまな制度を整える。
海洋水産部の関係者は、これまでは北太平洋の公海での資源管理が難しかったが、委員会の発足により秩序のある操業が維持されるものと期待を示した。