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原発の高所除染ロボット投入に向け稼働試験9月3日 17時39分
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東京電力福島第一原子力発電所で、原子炉がある建屋内の高い放射線量が廃炉に向けた課題となってるなか、これまで対策が遅れていた高い場所の除染を行うロボットが、ことし10月にも現場に投入されることになり、実際の作業を想定した稼働試験が行われました。
このロボットは、直径数ミリのドライアイスの粒を高圧で壁に噴射し、表面を薄く削りながら除染する仕組みで、噴射口がついたはしご状の構造物を伸ばすことで高さ8メートルまで対応することができます。
3日は愛知県豊橋市にあるメーカーの工場に福島第一原発3号機の建屋内の一部が再現され、試験が行われました。試験では、担当者たちがロボットに取り付けられた22台のカメラの映像を見ながら遠隔操作し、高さ3メートルの壁に塗られた青い塗装を慎重にはがしていきました。
ロボットはことし10月にも福島第一原発の3号機に投入される予定で、これまでのロボットでは高い場所の汚染が取り除けなかったために放射線量が下がらず、廃炉に向けた作業の妨げになっているだけに、効果が期待されています。
開発現場の責任者を務める東芝の酒井仁志さんは「高い場所は汚染状況が詳しく分かっていないところも多く、放射線量を測定しながら除染を行うことで、廃炉作業に当たる作業員が現場に近づける環境を速やかに作っていきたい」と話しています。
3日は愛知県豊橋市にあるメーカーの工場に福島第一原発3号機の建屋内の一部が再現され、試験が行われました。試験では、担当者たちがロボットに取り付けられた22台のカメラの映像を見ながら遠隔操作し、高さ3メートルの壁に塗られた青い塗装を慎重にはがしていきました。
ロボットはことし10月にも福島第一原発の3号機に投入される予定で、これまでのロボットでは高い場所の汚染が取り除けなかったために放射線量が下がらず、廃炉に向けた作業の妨げになっているだけに、効果が期待されています。
開発現場の責任者を務める東芝の酒井仁志さんは「高い場所は汚染状況が詳しく分かっていないところも多く、放射線量を測定しながら除染を行うことで、廃炉作業に当たる作業員が現場に近づける環境を速やかに作っていきたい」と話しています。