中国の習近平国家主席が朴槿恵(パク・クンヘ)大統領のために開いた2日の昼食会のメニューが話題だ。メーンだけで4品。中国で国賓に供される最高級コースだという。食前の冷菜から順番に蓮子百合湯(ハスの実とユリの根のスープ)、ネギとナマコの蒸し物、リブロースのステーキ、タケノコとアスパラガス、麺、レモン、タラの巻物、ギョウザ、フルーツ、アイスクリーム、コーヒー、茶が出された。
また、中国産の「長城ワイン」も赤、白が出された。長城ワインは西海(黄海)に面した山東半島の海沿いにある蓬莱市で生産されている。「中国のボルドー」と呼ばれる蓬莱地方には100年以上の歴史を持つワイナリーがある。長城ワインは2008年の北京五輪でも公式ワインに選ばれた。
昨年7月にソウルで行われた韓中首脳会談で、韓国大統領府(青瓦台)は習近平国家主席を招いた夕食会で、キャビアを添えたアボカドとスモークサーモン、三色煎油花(三色ピカタ)、紅参と鶏肉の巻き物、宮中キノコチャプチェ、魚膳(オソン、白身魚や野菜、卵などを巻き物にして蒸した宮廷料理)、羊カルビ、野菜焼き飯、海鮮麺、神仙炉(シンソルロ、宮中の鍋料理)などでもてなした。また、習主席の倹約路線に配慮し、価格10万ウォン台のワインを供した。