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福島第一原発3号機 油回収し冷却を再開9月3日 16時11分
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東京電力福島第一原子力発電所3号機で、3日、使用済み燃料プールからがれきを撤去する作業中に重機から油が漏れ出してプールに流れ込み、東京電力は、油を回収するためプールの冷却を中断しましたが、その後、回収作業が終わり、4時間後に冷却を再開しました。
東京電力によりますと、3日午前8時すぎ、福島第一原発3号機の原子炉建屋の最上階にある使用済み燃料プールで、散乱したがれきの撤去作業を進めていたところ、がれきを切断する重機の油圧ホースが燃料プール内の部品に接触して油が漏れ出しました。
重機を停止させたところ油漏れは止まったということですが、東京電力は漏れた油を回収するため、核燃料を冷やす冷却水の循環を中断しました。その後、回収作業が終わったことから4時間余りたった午後0時半に冷却水の循環を再開させたということです。
プール内の核燃料は全部で566体ありますが、東京電力によりますと、午後1時半の時点でプールの水温は26.1度と冷却を中断する前と比べて大きな上昇はなかったということです。また、漏れた油も燃料プールに設けられたオイルフェンスの中にとどまっていたため、ほかの設備への影響もないとしています。
重機を停止させたところ油漏れは止まったということですが、東京電力は漏れた油を回収するため、核燃料を冷やす冷却水の循環を中断しました。その後、回収作業が終わったことから4時間余りたった午後0時半に冷却水の循環を再開させたということです。
プール内の核燃料は全部で566体ありますが、東京電力によりますと、午後1時半の時点でプールの水温は26.1度と冷却を中断する前と比べて大きな上昇はなかったということです。また、漏れた油も燃料プールに設けられたオイルフェンスの中にとどまっていたため、ほかの設備への影響もないとしています。