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インドネシアの高速鉄道 計画そのものを見直しへ9月4日 5時11分
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日本と中国が受注を目指すインドネシアの高速鉄道計画について、インドネシア政府は、日中双方が提出した案のいずれも財政面の負担が大きく受け入れられないとして、今後、よりコストを抑える方向で高速鉄道の計画そのものを見直す方針を示しました。日中の受注競争は仕切り直しとなった形です。
インドネシアの首都ジャカルタと東におよそ140キロ離れたバンドンを結ぶ高速鉄道計画を巡っては、日本と中国の間で激しい受注競争が続いていました。
インドネシア政府は、2日、関係閣僚の会議で日中双方の提出した案を検討し、関係者によりますと、主要閣僚からいずれの案も財政負担が大きすぎるという指摘が出たということです。
この会議の報告を受けたジョコ大統領は、3日記者団に対し「国家予算を投入せず、融資への政府の保証もしないことを決めた」と述べ、いずれの案も受け入れられないという考えを示しました。
またナスティオン経済担当調整相は、3日夜、現在の計画より列車の速度を落としてでも、30%から40%安いコストで建設したいと述べ、高速鉄道計画そのものを見直す方針を示しました。
経済担当調整相は、4日、日中両国の大使に政府の方針を説明するとともに、見直し後の鉄道計画に参入する意向があるか確認したいと話していて、日中の受注競争は仕切り直しとなった形です。
インドネシア政府は、2日、関係閣僚の会議で日中双方の提出した案を検討し、関係者によりますと、主要閣僚からいずれの案も財政負担が大きすぎるという指摘が出たということです。
この会議の報告を受けたジョコ大統領は、3日記者団に対し「国家予算を投入せず、融資への政府の保証もしないことを決めた」と述べ、いずれの案も受け入れられないという考えを示しました。
またナスティオン経済担当調整相は、3日夜、現在の計画より列車の速度を落としてでも、30%から40%安いコストで建設したいと述べ、高速鉄道計画そのものを見直す方針を示しました。
経済担当調整相は、4日、日中両国の大使に政府の方針を説明するとともに、見直し後の鉄道計画に参入する意向があるか確認したいと話していて、日中の受注競争は仕切り直しとなった形です。