テニス:19歳チョン・ヒョン、メジャー大会初白星=全米OP

テニス:19歳チョン・ヒョン、メジャー大会初白星=全米OP

 韓国テニス界はグランドスラム(4大大会)の中でも全米オープンと縁が深い。1981年にイ・ドクヒ(62)が韓国人初のグランドスラム女子シングルス・ベスト16進出を達成、李亨沢(イ・ヒョンテク、39)が2000年大会の男子シングルスでベスト16入りした。そしてこれらの偉業に向かって、「韓国テニス界の希望」チョン・ヒョン(19)が今年の全米オープン(賞金総額4230万ドル=約51億4300万円)で「伝説」の系譜を引き継ぐべく、意義ある第一歩を踏み出した。

 世界ランキング69位のチョン・ヒョンは2日(以下、韓国時間)、米ニューヨーク市郊外のUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター15番コートで行われた全米オープン男子シングルス1回戦で、ジェームズ・ダックワース(23)=同92位、オーストラリア=を3-0(6-3、6-1、6-2)で下し、メジャー大会初勝利を挙げた。韓国人選手としては2008年の全仏オープンに出場した李亨沢以来、7年ぶりのメジャー大会本戦勝利という快挙だ。ニューヨークで暮らす韓国系の人々の声援を受けたチョン・ヒョンは、拳を突き上げて勝利の喜びを表現した。この2回戦進出成功で賞金6万8600ドル(約827万円)を確保した。

 チョン・ヒョンは試合後、「試合前にコーチと『勝っても負けてもコートですべて出し切って来よう』と誓ったのが力になった。目標だったメジャー1勝が果たせたのが信じられず、ボーッとしている」と語った。

ニューヨーク(米国)=崔仁準(チェ・インジュン)記者
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