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福島第一原発3号機 燃料プールに油流入 冷却中断
9月3日 12時41分

福島第一原発3号機 燃料プールに油流入 冷却中断
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東京電力福島第一原子力発電所3号機で、使用済み燃料プールからがれきを撤去する作業中に重機から油が漏れ出してプールに流れ込み、東京電力は、油を回収するためプールの冷却を中断しています。現時点で水温は十分に低く、安全上の問題はないとしています。
東京電力によりますと、3日午前8時すぎ、福島第一原発3号機の原子炉建屋の最上階にある使用済み燃料プールで、散乱したがれきの撤去作業を進めていたところ、がれきを切断する重機の油圧ホースが燃料プール内の部品に接触して油が漏れ出しました。重機を停止させたところ油漏れは止まったということですが、東京電力は、漏れた油を回収するため、核燃料を冷やすための冷却水の循環を中断しています。
プール内の核燃料は全部で566体ありますが、午前中の測定で水温がおよそ26度なのに対し、温度の上昇は10時間で1度程度とみられ、運転上の上限としている65度に比べて余裕があるとしています。また、漏れた油も燃料プールに設けられたオイルフェンスの中にとどまっているため、ほかの設備への影響もないとしています。
東京電力は、油の回収作業が終わり次第、使用済み燃料プールの冷却を再開したいとしています。

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