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■大相撲秋場所 稽古場だより

 新十両の正代(しょうだい)にとって、秋場所を前に貴重な稽古となった。所属する時津風部屋に3日、白鵬と鶴竜が出稽古に訪れ、両横綱に胸を借りることが出来たのだ。

 2人から指名されるとは予想していなかった。鶴竜に8番、白鵬には4番胸を借りたが、全く相撲を取らせてもらえなかった。「何で力を抜いているんだ」と白鵬から厳しい言葉をかけられ、本人は「ぜいたくな稽古なんでしょうけど、遊ばれただけで終わってしまった」としょんぼり。「もっと力をつけないと」と気を引き締めた。

 すでに化粧まわしの準備が進み、母校の東京農大や後援会から計5本が用意されているという。「ありがたい気持ちでいっぱいです」と恐縮していた。