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慰安婦問題で、橋下市長が公開書簡を送付 サンフランシスコ市議会へ

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慰安婦問題で、橋下市長が公開書簡を送付 サンフランシスコ市議会へ

 米カリフォルニア州サンフランシスコ市議会で審議中の、慰安婦の碑または像の設置を支持する決議案に「性奴隷を強制された20万人」という表現が盛り込まれた問題で、姉妹都市の大阪市は3日、橋下徹市長の意見を伝える公開書簡をサンフランシスコ市議会に宛てて送付したと発表した。

8月27日に発送

 公開書簡は8月27日に発送され、同31日にサンフランシスコ市議会に届いた。この中で、橋下市長は「普遍的な価値を持つ女性の尊厳と人権が戦場においても守られる世界をめざす活動は大いに取り組むべき」との前提に立ち、「筆舌に尽くしがたい慰安婦の苦痛への理解と反省」を認識していることを最初に記した。

 その上で、先の大戦時の日本の事例のみを取り上げるのは問題を矮小(わいしょう)化し「世界各国の問題解決につながらない」と主張。日本だけが特異だったとする国際的に流布されたイメージに対し、「日本に法的責任があるというなら、世界各国も同様のはず」と反論した。

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