2015-09-03

人生をかけた実験を始めます

私はブスである。その上デブである

自分で言うのも悲しいが、紛れもない事実

まあブスとは言ってもせいぜい下の中くらいで、すれ違う人が顔を背けるというレベルではないけれど、男に告白されたことも一度もない。そんな感じ。

デブレベルは中の下くらいだろうか。身長が高いこともあってか、ぱっと見て超デブ!というほどではないのだけれど、下半身が太いオバサン体型で、実はパンツサイズLLだったりする。というか、周りが細い子ばかりなので比較すると倍くらいある。

そのせいで中学生ときだったかな、いじめられた。ブスだっただけじゃなくて、おしゃれとかに関心がなくて、モサかったのもある。髪型とかサルみたいだったし。そんなにひどいいじめでもなかったけれど、外見を罵られるのって結構辛くて、その後の人生に大きな影響を与える、根深―いトラウマになった。

それからというもの自分より可愛い人を見ると強烈な劣等感に襲われるようになってしまった。何かうまくいかないことがあると、自分が醜いからだ、と思うようになった。くだらない価値観にとらわれているとは自覚しているけれど、そこから抜け出す術は知らない。どうしても、自分の醜さを受け入れられなかった。自分を愛することができなかった。

人の価値は外見で決まる、だから美しくあらねばならない。そんな思いがさらに強くなったのは大学に入ってからだ。大学の男達は、可愛い女の子に対する態度の違いがあからさまだった。全員とは言わないけれど、経験上、8割方はそうなんじゃないかな。

私が入学したのは、割と偏差値の高い大学なので、そんな大学の人たちが見た目による差別をするなんて思いもしなかった。でも、そういう減少は悲しいかな、この世の真理としてどこにでも存在するのだ、と徐々に悟った。

大事なのはここからである大学へ入ってからしばらくは、男達から存在無視されたようにひっそりと大学内で生きていた私だったが、ひょんなことからガッツリ化粧をする習慣ができた。それまでは、なんと、毎日ほぼすっぴん学校に行っていた。化粧をしているうちにコツもつかめてきて、何だか楽しくなってきた。ある日、思った。あれ、私なんか可愛いぞ…?と。

カワイイは作れる、と言うけれど、ある程度はそれも間違いではなかったようで。ずっとコンプレックスだった一重をアイプチで二重にし、アイメイクで目の大きさを二倍近くにすると、アラ不思議、その辺にいる女子大生と比べてもそこまでひどくない代物になるのだ。(あくまで体型以外は、だけど)

BMIメタボおじさん級の私は思った、これで痩せれば私、最強じゃないか?

身長は170近くあるし、顔のパーツは全体的に小ぶりだがバランスはいい。縦幅の狭い顔は、今は横が広いせいで円形のようになっているが、痩せれば小顔になり八頭身も夢じゃない可愛いだって選ぶ放題だ。幸い、知性はある。

ブスでいじめられていた私がモテモテになり、同窓会いじめていた男子土下座する図がはっきりと、頭の中に思い描かれた。

元がかなりのデブスだからこそ、周りの人々の態度の変化も如実に実感できるのではないか、これは相当面白い実験となるのではないか!?

…降りてきた、神が。

よし、痩せるしかない。美しくなるしかない。決めた。

人生をかけた大実験の始まりだ。

具体的な手法と経過については、後ほど。

うご期待、である

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