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 コンビニ大手の「陣取り合戦」が激しい。業界2位のローソンは、首都圏を地盤とする中堅コンビニのスリーエフ(横浜市)と資本業務提携に向けた交渉を始めたと発表した。首位セブン―イレブンは大量出店を続け、3位のファミリーマートも4位サークルKサンクス側と統合をめざして交渉中だ。

 ローソンとスリーエフは10月に資本業務提携を結ぶ予定だ。ローソンがスリーエフ株約5%を取得し、共同での仕入れや商品開発を進める。首都圏で560店ある「スリーエフ」の店名は維持する。

 上位3社の出店攻勢で、中堅コンビニは既存店の売り上げが減り、厳しい決算が続いている。こうした事情をうまく生かしているのがローソンだ。