台湾など“先獲り”でサンマもピンチ!ルール作りへ(2015/09/03 11:51)

 秋の味覚「サンマ」も資源管理が検討されます。サンマは秋にかけて日本列島に近付き、日本の漁船は排他的経済水域内でサンマ漁を行います。しかし、ここ数年、台湾や中国が日本より先にサンマを公海上で取る、いわゆる「先獲り」が盛んになりました。特に台湾は、30年前にゼロだった漁獲量がおととし、日本を追い越しました。サンマをどう管理するか国際会議が始まりました。

 会議のメンバーは、台湾、中国、韓国など6つの国と地域です。水産庁などによりますと、台湾などの外国船は日本のサンマ船の50倍以上、1000t級の大きさで、さらに船の上で大勢の作業員が箱詰め・冷凍作業を行うため、港に戻らずに操業を続けることができるということです。現在、公海上でのサンマ漁を規制するルールがないため、日本は安定的にサンマ漁を続けるには国際的な資源管理が必要だと主張する考えです。しかし、各国の考え方が異なることから、交渉は難航することも予想されます。

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