「『佐野ブランド』がすでにパクリの代名詞となった今、一日でも早く取り下げて別のロゴにするべきだと思います。むしろ、使い続ける意味が分からない。映画は昔から海賊版とのたたかいで、“中国にパクられた”の繰り返しだった。著作権にうるさく、パクリには最も敏感でなければいけない業界。それなのに佐野氏のロゴを使うなんて、ブラックジョークが過ぎます。もう開幕も近いので宣伝やチラシに相当な費用を使ってはいるでしょうが、それでもうやむやにしたまま使うリスクの方が大きいと思います」
東京国際映画祭の事務局はどう対応するのか。日刊ゲンダイの問い合わせには「担当者が会議に入っており不在です」との回答で返事はなかったが、東京国際映画祭の権威そのものの低下も叫ばれる中での“悲劇”。果たしてサノケンの話題を超える作品はあるのか。