「クレジットカード」を利用すれば、利用金額に応じてポイントが付与される「ポイントサービス」が、ほとんどのカードに付帯されています。
発行する「クレジットカード会社」が属する分類によって、ポイントの還元率が異なっているのをご存知ですか!?
一般に「流通系クレジットカード」は、ポイント還元率が高く、「銀行系クレジットカード」は、ポイント還元率が低い傾向にあるのです。
付与されるポイントは、集めれば馬鹿には出来ない金額になってくるので、せっかく「クレジットカード」を利用するのなら、ぜひ把握しておきたいことですね。
今回は「クレジットカード」のポイント還元率について、詳しく解説しましょう!
▼目次
付与される「ポイント」!お得なポイント交換方法!?
「クレジットカード」を利用して付与されるポイントは、どのように利用するのがお得なのでしょう!?
ポイント目的で「クレジットカード」を利用している方は、使い道がはっきりしていますが、何となくカードを利用している方では、どんな利用法がお得なのか判りませんよね。
先ずは、ポイントのお得な利用方法について解説しましょう!
ポイントは現金に交換出来ないのが原則です!
何よりもお得なのは「現金」への交換が出来ることでしょう!?
ですが、ポイントは「現金」への交換は出来ないのが原則ですから、それ以外に利用する方法を把握しておきましょう。
先ず、考え方として「現金」ではありませんが「現金」で購入する商品と交換出来るので「現金」と同じと考えて良いと思うのです。
その上で、自分が欲しい品物と交換出来れば、一番お得だと思いませんか!?
また、普段から購入している品物と交換出来れば、とてもお得ですよね!
ポイントで交換できる品物を確認しよう!
では、いつも利用する「クレジットカード」のポイントで交換出来る品物を、確認しておくことが大切になってきます。
「楽天カード」では、貯まったポイントを「楽天市場」で使うことが出来るので「現金」と同じように利用することが出来ますよ。
例えポイントが少しだったとしても、商品の送料などの付帯する料金にも利用することが出来るので、意外にお得感を味わうことが出来ますね。
その他自社での販売商品が無い「銀行系クレジットカード」の場合は、マイレージに移行出来たり、カタログ商品と交換できるサービスが用意されているのです。
「三井住友VISAカード」のポイント交換について!
それでは「銀行系クレジットカード」で、最も知名度の高い「三井住友VISAカード」のポイント交換を、ご紹介しておきましょう。
- ANA・クリスフライヤー・クラブミッレミリアのマイレージと交換
- ドコモ・ジョーシンなど19社のポイントに交換が可能
- キャッシュバックでカード利用代金に充当出来る
- 商品カタログで日用雑貨や旬な食材と交換出来る
上記のように、様々なものにポイントを交換することが出来ます。
それぞれ対象商品によって交換できるポイント数が異なりますので、ポイント数はWEBサイトからご確認くださいね。
ポイント獲得の注意点!?使いすぎには要注意!
ですが、先に紹介したポイント交換の品物も、それ相応のポイントが必要であり、その為のポイントを貯めるには「クレジットカード」を多く利用する必要があります。
ポイントを貯めたいが為に、必要以上の買い物をしてしまうことがありますので、それだけは避けてください!
必要な利用をして、自然と貯まったポイントでお得に欲しい品物と交換する」これが、ポイントの正しい使い方ですから、無理なカード利用でポイントを貯めることは控えましょうね。
ポイントで貯めた品物が、カード利用した金額以下で、十分購入出来ていたかも知れませんからね。
「クレジットカード」のポイント還元率とは!?
次に「クレジットカード」を利用した際の、ポイント還元率を解説しておきましょう。
ポイント還元率とは、利用した金額に対してのポイントが獲得出来る割合のことで「流通系クレジットカード」が最も高い還元率となっています。
「流通系クレジットカード」代表!楽天カードの還元率
それでは「流通系クレジットカード」の代表と言って良い「楽天カード」の還元率を、ご説明しましょう。
「楽天カード」は、利用方法で還元率が異なってきます。
- 通常ポイント:100円 2ポイント 還元率2%
- 感謝デーで利用 100円 3ポイント 還元率3%
その他「ポイント10倍優待キャンペーン」を利用すると、ゴールド・プラチナカードの方は100円で10ポイントとなり、還元率は10%にもなります。
また、ポイントサービスの加盟店で「楽天カード」を利用すると、最大で還元率が3%になるショップもあるなど、利用方法で還元率が異なってくるのです。
ポイントを安く多く貯めるには、こまめに情報を整理して、最もお得にポイントを獲得出来る利用法を計画する必要がありますね。
ただ、単純に利用するのではなく、お得にポイントを獲得出来るよう勉強も必要と言うわけなのです。
基本的に「楽天カード」の場合は1ポイント:1円の計算になりますので、100ポイント貯まって100円の品物と交換出来るのです。
「銀行系クレジットカード」のポイントは1,000円で付与!
「銀行系クレジットカード」のポイント還元率は、他のカードに比べて悪いとされています。
その理由が「銀行系クレジットカード」は、1,000円利用して初めてポイントが付与され、しかも1,000円で1ポイントなので、ポイントが貯まり難いとされています。
例えば「楽天カード」で500円の買い物をすれば、その時点で10ポイント獲得出来ますが「銀行系」の場合「0ポイント」です。
ところが「銀行系」の場合は、ポイント付与されるタイミングは「引き落し日」であって、毎回の購入時では無いのです。
- Aショップで500円利用
- Bショップで3,500円利用
- Cショップで1,000円利用
この場合、引き落しされる合計金額は、5,000円ですから1,000円で1ポイント貯まるので、合計5ポイント貯まります。
「なんだ、5ポイントだけか!?」そう思いますよね。
ですが「銀行系」の1ポイントは「楽天カード」の5ポイントに相当するので「楽天ポイント」に換算すれば、25ポイントとなるのです。
それでも還元率で言えば、0.5%ですから「楽天カード」の2%に比べると、低いのは確かですね。
「銀行系クレジットカード」のポイントプログラム
先に説明したとおり「流通系クレジットカード」に比べると、ポイント還元率は高くありません。
その代わり独自の「ポイントプログラム」が用意されているのです。
- 入会後3ヶ月はポイント5倍
- デビュープラスは、ポイントがずっと2倍
このように「三井住友VISA デビュープラスカード」だと、お得になるポイントプログラムが用意されていて、顧客獲得のポイント戦略となっています。
そして、携帯料金の支払い、電気代や水道代の生活費の支払いを、カード払いに集約することで、ポイントが貯まりやすいとPRしていますね。
ポイント還元率の計算は、単純に「ポイント÷金額」
ポイント還元率の計算は、至ってシンプルで単純に「ポイント数÷金額×100」で計算することが出来ます。
楽天カードのポイント還元率を計算して見る
では、先に説明した「楽天カード」の還元率を計算してみましょう。
通常、100円で2ポイント獲得出来ますので「2ポイント÷100円×100=2」となりますから、還元率は「2%」と言うことになります。
100円で3ポイント獲得出来る場合は「還元率3%」、100円で10ポイントの場合は「還元率10%」となる訳ですね。
銀行系クレジットカードの還元率は少し面倒!?
先にも説明したとおり「銀行系」と「流通系」では、ポイントが付与される金額が異なってきます。
単純な計算をすれば「1ポイント÷1,000×100=0.1」となり「還元率0.1%」となる訳ですが、1ポイントあたりを現金換算すると、1ポイント5円相当となるので「還元率は0.5%」が正しくなってきます。
「高還元率」のクレジットカード!?還元率2%を目安!
「クレジットカード」を利用してポイントを沢山貯めたいのであれば、高還元率のカードを選びたいと思いますよね。
「楽天カード」のように「楽天市場」内での利用では「100円2ポイント」となりますが「楽天市場」以外では「100円1ポイント」になります。
使うショップ、タイミングで獲得出来るポイントが異なってきますから、一様に「このカードがお得!」とは言えないのが、悩ましいところです。
使用できるショップで還元率2%なら「高還元」と判断!
「楽天カード」以外でも、ご自分が利用することが出来るショップで、100円で2ポイント獲得出来るのであれば「高還元のカード」と判断しても良いと思います。
また、入会時にポイントをプレゼントしてくれるカードや、特定日に利用すると5倍になるなど、ポイント特典があるカードは、お薦め出来るカードですね。
- Yahoo!JAPANカード:Yahooショッピングをするなら、還元率最大3%
- 楽天カード:楽天市場利用で2%還元、ゴールドカード以上なら5%還元もあり
- OricoCard THE POINT:Amazonn利用で還元率2%に
- ライフカード:誕生月は還元率が2.5%になる
そして、上記が「年会費無料」でポイント還元率が2%以上になる「クレジットカード」です。
それぞれ、利用する条件があって最後の「ライフカード」は、誕生月のみ還元率が2.5%にアップする仕組みになっています。
年会費は無料なので、1枚用意しておいて「誕生月はライフカードのみ利用」で、大きくポイントを貯める方もいるほどです。
「ライフカード」以外は、主なネットショッピングモールで利用すると、還元率が高くなるカードを紹介してみましたので、参考にしてくださいね。
ポイントだけでなく「総合力」を見抜くことが重要なのです!
「クレジットカード」は、現金を持っていなくても欲しい時に、欲しい物を買うことの出来る、ステキなアイテムです。
本来の「クレジットカード」機能としては、品物が後払いで買えることにありますが、現在はその他の付帯サービスも充実してきました。
その中の1つが「ポイントサービス」なのですが、カード選びはポイントだけではありません!
カード利用するライフスタイルに合ったサービスを選ぶ!
「楽天カード」では「楽天市場」内では、ポイントが2%の還元率になる良いカードですが、ネットショップはAmazonファンの方には不向きなカードとなってきます。
また、ネットショップはほとんどしない方にとっても、あまりお得なカードにはなりませんね。
つまり、お得なカードと言うのは「自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶ」ことなのです!
そうすれば、ポイントが低還元率でも、そのショップばかり利用していれば、それなりにポイントは貯まってきますし、何より割引サービスを受けることが出来れば、相当数のポイントを稼いだのと同じことになりますからね。
- 「国内・海外旅行傷害保険」が付帯している
- ショッピング保険で購入した商品を補償している
- オンライン不正利用保険でネット被害が補償されている
- 特定日に20%割引などのイベントがある
- 全国チェーンのショップで割引が適用される
以上のようなサービスが、どこまで付帯しているかを良く確認して、ショッピング保険などは、ポイント以上に必要な補償かも知れませんよ!
年会費との兼ね合いも検討しましょう!
例えポイント還元率が常時2%だったとしても、年会費が10,000円必要なカードの場合は、本当に必要なカードなのか良く考えましょうね。
利用方法が年会費無料の「クレジットカード」の範囲で済むなら、あえて年会費の高い「ゴールドカード」に入会する必要もありませんよ。
自分が「クレジットカード」を利用する目的を良く考えて、年会費とサービス内容を検討しないとダメですからね。
「ゴールドカード」は、年会費は必要ですがその分、付帯サービスはランクが違う上質なサービスを受けることが出来るのは確かです。
ですが、サービスを利用しないのであれば、全く無駄な会費になってしまいますから、検討は必要だと思います。
ポイント還元率よりカードの使いやすさを優先しよう!
還元率が1%より、2%がいいし、3%だともっと良いです。
ですが「クレジットカード」の付帯サービスはポイントだけではありませんから、自分に合ったサービスが付帯していて、日常生活で利用しやすいカードが、自分に最適なカードとなります。
「クレジットカード」を選ぶ場合は、ポイント還元率だけで無く、自分が使いやすいカードであることを優先して選びましょう!
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