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今日のがっちりマンデーは大好評シリーズ第12弾!おらが県こそ輝くナンバーワン!
一見、地味でパッとしなさそうな県にも、実は儲かっているいろんな日本一があるのを紹介するこの企画。今回伺う県は「山口県」!山口県と言えば、やっぱフグでしょ、フグ…フグ以外に何があるのと思っているアナタ、実は儲かっているものがいっぱいありました!今、日本だけじゃなく、海外でも大人気のアレを作るマシンは山口県がナンバーワン!あなたも知らないうちにお世話になっているアレも山口県がナンバーワン!
おらが県こそ輝くナンバーワン!「山口県」。イメージがひっくり返るかもしれんちゃ!

■セメントで日本一!「宇部興産株式会社」!!

山口県にいったいどんな日本一があるのか。スタッフは山口県庁を突撃。けっこうエラい方がいろいろ教えてくれるとか。
なんと、山口県のトップ、村岡嗣政知事がお出迎え。

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若い!そしてなぜか日焼けがハンパない!そんな、健康的な知事にもけっこう悩みがあるようで…

村岡知事:今、山口県は人口が減っているんです。特に隣が広島と福岡、都市圏がありますから。
スタッフ:なるほど。有名所が。
村岡知事:そっちに行くんじゃなくて、そっちから呼ぶみたいな。もうちょっとPRしていかないといけないと思っています。

では、思い切ってPRしちゃってください。村岡知事、山口県が日本で一番のモノって?

村岡知事:灰色で固まるアレが日本一なんです!

灰色で固まるってことは、ひょっとして…スタッフは県の南部、宇部市にある「宇部興産株式会社」に向かいました。ここで作っている日本一のモノって何ですか。植杉工場長。

植杉さん:山口県はセメントの出荷額が日本一です!

そう、コンクリートを作るときの材料となる「セメント」!

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山口県はそのセメントの出荷額が、2位以下に大きく差をつけてダントツの日本一!442億円!でも、なんで山口がそんなにセメントを作っているのでしょう?

植杉さん:セメントの材料が山口にはいっぱいあるんです。

そう、山口県にはセメントの材料になるものがとにかくたくさんあるらしい。案内して頂いたのは、宇部市の北にある美祢市。わ!でっかいバンカー!

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で、ここで掘っているものって?

植杉さん:石灰石になります。

セメントの80%は石灰石。山口県には、それがたくさん埋まっているのです。そういえば秋芳洞も石灰石。「宇部興産」で採掘している石灰石の量は、年間780万トン。この採掘場でとれた石灰石を、30km離れた宇部市の海沿いの工場に運ぶのですが、何しろ大量なので、その「運ぶ」という作業がこれまたタイヘン。桁外れ!

植杉さん:これは、石灰石を運ぶ専用のトレーラーで運びます。
スタッフ:電車みたいですね。

2両編成の「専用」巨大トレーラー。その積載量は80トン!10トントラック8台分を一度で運べちゃう!

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巨大トレーラー、いざ出発。宇部市までゴー!とここで、あることに気づきました。なんと、この道路を走っているのはこのトレーラーだけ。実は、この道路、石灰石を運ぶためだけに宇部興産が作った「専用」の道路なのです!全長なんと31.94km!
プライベートの道路なので、道交法なんて関係ない!だから、こちらの巨大トレーラー、法律上、公道は走れないサイズなのですがこの道路ならオッケー!
専用道路は、一般道をくぐり、高速道路を下に見て、キーンとやってきた新幹線にバイナラー!極めつきは、なんと「専用」の橋もあります。信号や踏切が一切ないので、もちろんノンストップ。1日、のべ350台の巨大トレーラーがこの道路を往復するのだとか。スゴイ!
こうして石灰石がたどり着くのが、対岸にある宇部工場。その広さ4300平方キロメートル、東京ドーム91個分とこれまたマンモスグレート!

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それを直径4.8m、長さ89mの巨大なパイプに流し込み、グルグル回転させながら1450℃まで加熱。最後にローラーの中で粉々にすると、セメントのできあがり!

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日本のビルも、橋も、ダムも、みんな山口県のセメントが支えているのです!

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:シェアがすごいですね。
森永さん:今、セメントはまた、復興需要や東京オリンピック絡みの需要がありますし、一山掘るだけで40年持ちます。山口はやっていることは地味ですが、すごく期待が持てるんですよ。

番組グッズ

がっちりマンデー!!儲かる秘密

¥1,365(税込)

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