宮山大樹 田村隆昭
2015年1月23日03時00分
府警で2014年に懲戒と訓戒の処分を受けた警察官と職員が計107人にのぼったことが、朝日新聞の情報公開請求でわかった。記録が残る2000年以降で最多だった前年から23人減少したが、2番目に多い数字だった。
公開文書などによると、懲戒処分は25人で、内訳は免職1人(前年比1人減)、停職6人(同2人減)、減給14人(同6人減)、戒告4人(同4人減)。捜査書類の廃棄など業務上の不祥事が40%で、58%だった前年より割合が減少した。残りの60%は私的行為で処分された。職員1千人当たりの懲戒処分者数は警察本部別では20位(前年は13位)だった。
公開文書で新たに判明した処分は10件で、同僚の財布から約6万円を盗んだ巡査部長(33)、ホームセンターで消しゴムなど約600円相当を盗んだ警部補(53)についてそれぞれ減給10分の1(6カ月)の処分にしていた。10件とも私的行為だった。府警は「業務に関わる懲戒処分はすべて公表し、私的行為でも、免職と停職は基本的に発表することにしている」と説明する。
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