米大統領:日米関係は「和解の模範」 記念声明
毎日新聞 2015年09月03日 11時59分(最終更新 09月03日 12時27分)
【ワシントン西田進一郎】日本が第二次世界大戦の降伏文書に署名してから70年となった2日、オバマ米大統領が記念の声明を発表した。日米関係について「かつての敵対国が不動の同盟国になり、アジアや地球規模で共通の利益や普遍的な価値を推し進めるため協力している」と指摘、「和解の力を示す模範だ」とたたえた。「抗日戦争の勝利」を強調する中国をけん制する狙いもあるとみられる。
オバマ氏は声明で、太平洋で戦死した10万人を超える米兵らに哀悼の意を示し、こうした犠牲のうえに今日の自由があるとも指摘した。そのうえで「戦争の終結は日米関係の新時代の幕開けとなった」とし、「日米の関係は今後数十年も深化し続けていくと確信している」と強調した。