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【大相撲】

ラグビーから武蔵川部屋入門 4日に新弟子検査

2015年9月3日 紙面から

秋場所で武蔵川部屋から新弟子検査を受検する人見=東京都江戸川区の武蔵川部屋で

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 三重・四日市農芸高ラグビー部出身の人見元基(21)が4日、武蔵川部屋から新弟子検査を受ける。同校ラグビー部は全国高校ラグビーに16回の出場を誇る強豪だが、人見はラグビーでは「不完全燃焼だった」と相撲で完全燃焼を目指す。

 2013年春に高校を卒業し、同県菰野町の住宅メーカーに就職した人見。同時に三菱化学ラグビー部にも所属して現役を続けた。

 だが、くすぶるものを抱えたままだった。「仕事が忙しくてラグビーの試合にもあまり出ることができなくなって」。花園出場をかけた3年の県大会も「登録メンバーに入っていたけれど、肺炎で準決勝と決勝は出られなかった。悔しさが心の底にあった」。チームも決勝で朝明に敗れて出場を逃した。

 入門のきっかけは名古屋場所前に四日市市で開かれた武蔵川部屋の激励会。手伝いとして参加した会場で、部屋付きの雷親方(元関脇垣添)に声をかけられた。体験入門をへて、「師匠(元横綱武蔵丸)のもとでやりたいと思った。入るなら今しかない」と入門を決断した。

 体は小さいが、ガッツにあふれている。「ラグビーの押しとは違うんで苦労すると思いますが、早く関取に上がりたい」とデビューを楽しみに待つ。師匠も「違うスポーツだけど体はできている。部屋に新しい風を吹かせてほしい」と期待を込めた。 (岸本隆)

 

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