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【大リーグ】

ドジャース・グリンキー15勝 エース対決制す

2015年9月3日 紙面から

◇ドジャース2―1ジャイアンツ

 大リーグは1日、各地で行われ、ナ・リーグ西地区首位ドジャースの右腕ザック・グリンキー(31)がジャイアンツ左腕マディソン・バムガーナー(26)とのエース対決を制し、7イニング1/3を1失点で15勝目(3敗)。2位ジ軍とのゲーム差を5・5へ広げた。ジ軍の青木宣親外野手(33)は8回に代打で出場し、左飛に倒れた。マーリンズのイチロー外野手(41)はブレーブス戦で6試合ぶりに出場機会がなかった。この日からベンチ入りメンバーが25人から40人に拡大され、ブルージェイズの川崎宗則内野手(34)、カブスの和田毅投手(34)が昇格。ともに出場機会はなかった。

 首位攻防戦のエース対決を制したのはドジャースのグリンキーだった。マウンドに掘れた穴で右足首をひねった影響で8回に1失点し泣く泣く降板。それでも、宿敵ジャイアンツのエース左腕バムガーナーに投げ勝った。

 「多くの球を投げたいところに投げられた。すごくいい試合で、バムガーナーも好投していた。厳しい試合はワクワクするね」。米複数メディアによれば、グリンキーは充実感たっぷりの表情で語った。

 両リーグで唯一1点台を誇る防御率は、これで1・59。「シーズン25試合以上を先発した時点で防御率1・60以下」は、多くの殿堂投手を輩出したド軍でも史上初で、6年ぶり2度目のサイ・ヤング賞に大きく近づいた。チームも最近8戦で7勝。地区2位ジ軍との差は5・5ゲームに開いた。

 投げ合ったバムガーナーも7イニング8安打2失点と粘ったが、自身の連勝は5で途切れ、チームも4連敗。「グリンキーは、あまりお目にかかれない特別なシーズンを送っているからね。それは間違いない。厳しい試合になるのは分かっていた」。7敗目(16勝)を喫した左腕は、静かな口調で相手をたたえた。

 

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