別宮潤一
2015年9月3日03時00分
エイトライナー、メトロセブン、蒲蒲線……。都内で新設や延伸が計画されている約20の鉄道路線をめぐり、沿線自治体がPRに躍起になっている。鉄道計画の優先度を決める国の答申が今年度末、15年ぶりに更新されるためだ。
「人口が急増する臨海部が『鉄道不便地域』になっている。都心と臨海部に新地下鉄を造るべきだ」
中央区は6月、銀座と江東区の有明地区を結ぶ約5キロの地下鉄構想を区議会に示した。2020年東京五輪の前後に相次ぐ再開発で沿線の人口増を想定。五輪から5年後の25年の開業とし、1日12万~13万人が利用すると試算した。
残り:1085文字/本文:1348文字
おすすめコンテンツ