スペアやストライクを狙う方法として
「平行移動」・「3-1-2理論」・「3-6-9理論」と呼ばれるものがあります。
理論は難しい部分もありますが、ぜひマスターしてください。
▽平行移動
 基本となるストライクアングルから平行移動をして、スペアを狙う方法です。
 左右に立ち位置をずらすだけのアジャスティングで、
 非常に分かりやすいのですが、スペアできる限界があります。
 
 左図の赤線がストライクアングルで、ピンク色の線が平行移動後の
 ボールの軌跡です。
 この図から、右側のガターすれすれを通しても、Iピンを取ることが出来ない
 ということが分かります。これが先に述べたスペアの限界です。
 
 初めにストライクアングルを探す時や、レーンのオイル状態などによって
 平行移動が効果的な場合もありますので、常に頭の隅に入れておくと
 良いでしょう。
▽3-1-2理論
 45フィート(ピン〜スパット)
 15フィート(スパット〜ファールライン)
 30フィート(スパット〜スタンス)
 △ABCと△AFGと△ADEは
 相似関係ですから、
 それぞれの三角形は45:15:30
 つまり、3:1:2の関係となります。
 
 BC:DE=3:2=1.5:1であることから
 同じスパットを通るボールは、
 スタンスで移動した板目の1.5倍分
 反対側にずれてピンに当たる、
 ということが導き出されます。
 
 【例】狙いのスパットを通したら、
 B番ピンの薄め(14枚目)に当たった時。
 17枚目にヒットさせるためには、
 ピン側で17-14=3枚修正する
 必要があるので
 3/1.5=2枚右へスタンスを変更する。
 【ポイント】
 @同じスパットを使う。
 Aスタンスで1枚移動すれば、ピン側では1.5枚分反対側の位置にヒットする。
▽3-6-9理論
ストライク
ポジション
テンピン
ポジション
 初めに、ストライクポジションを決めます。
 右から2番目(板目10枚目)のスパットを使って
 投げると良いでしょう。
 
 次にテンピンポジションを決めます。
 右から3番目(板目15枚目)のスパットを使います。
 
 この2つのアングルを軸として、スペアを狙います。
 それぞれの立ち位置を覚えておいてください。
キー
ピン
スタンス(立つ位置) ターゲット
@番
D番
ストライクポジション(16枚目) 2番スパット
(10枚目)
A番
G番
ストライクポジションから右へ
板目3枚移動する(13枚目)
C番 ストライクポジションから右へ
板目6枚移動する(10枚目)
F番 ストライクポジションから右へ
板目9枚移動する(7枚目)
I番 テンピンポジション(33枚目) 3番スパット
(15枚目)
E番 テンピンポジションから右へ
板目3枚移動する(30枚目)
B番
H番
テンピンポジションから右へ
板目6枚移動する(27枚目)
 【ポイント】
 @スパットは、@番ピンから左のピンなら2番スパット、右のピンなら3番スパットを使う。
 Aヘッドピンに対して何本隣に位置するかで、3枚-6枚-9枚と立つ位置を変える。
 B立つ位置を変える方向は、@番ピンに対して残ったピンの方向と逆に立つ。
 
 ※ストライクポジション・テンピンポジションが全ての基本となります。
 まずはこの2つのポジションを見つける練習から行いましょう。
初級(ハウスボール)編 中級(マイボール)編 上級編
ボウリングの健康効果 マイボール・シューズの利点 ローリングトラック
ボウリング用語集 マイボールの選び方 ライン取り
得点を計算してみよう! マイシューズの選び方 傷(タコ)による考察
レーンを知ろう あると便利なボウリング用品 スピードアジャスティング
マナーとエチケット テーピング方法 リリースアジャスティング
ハウスボールの選び方 スペアアングル リフト&ターンリリース
美しいフォームで投げる レーンアジャスティング理論 ローダウンリリース
フックボールでストライク レーンを読む