藤崎麻里、藤田知也
2015年9月2日23時45分
有料動画配信の米大手「ネットフリックス」が、日本での配信サービスを1日夜に始め、見放題となる動画の全容がわかった。豊富な制作費を投じる独自作品が多い一方、日本映画や放送済みの日本のドラマは、サービス開始時点では競合他社より少なめだ。
「大切なのは質だ。試してもらえば見たいものがたくさんあるとわかる」。ネットフリックス創業者で来日中のリード・ヘイスティングス最高経営責任者は1日、報道陣にこう語り、配信内容に自信をみせた。
ネットフリックスは2日から配信を始めるとしていたが、予定より3時間ほど早め1日夜にスタートした。最初の1カ月間は無料で見ることができ、その後は画質などに応じて月702~1566円の有料配信となる。
配信内容で目をひくのは、世界で活躍する有名俳優らを起用した自社制作の作品の多さだ。米国で話題のドラマ「デアデビル」や「センス8」に加え、フジテレビと共同制作した「アンダーウェア」など、ネットフリックスでしか見られない本格ドラマが豊富だ。来年には、芥川賞を受賞した又吉直樹さんの小説「火花」をドラマ化した作品も配信される。
日本の映画や既存のドラマでは、映画「踊る大捜査線」や連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などが見られる。テレビ番組ではテレビ東京の提供作品も多い。2日午後に確認できた視聴可能な動画数は、映画を中心に同日夜にかけて増えている。
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