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サハリンで戦勝記念式典

09月02日 21時43分

サハリンで戦勝記念式典

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ロシア極東のサハリンで、第2次世界大戦で日本に勝利してから70年を記念する式典が開かれ、ことしは初めて、陸海空軍がそろって参加するなど軍事色が濃いものとなり、北方領土の返還を求める日本をけん制する狙いもあるものとみられます。
ロシア政府は、日本が1945年に降伏文書に署名した9月2日を「第2次世界大戦終結の日」と定め、毎年、極東の主要都市で記念式典を開いています。
このうち、サハリンの中心都市ユジノサハリンスクの広場で2日開かれた式典には、地元政府の発表で、市民や退役軍人などおよそ5000人が参加しました。
このなかで、サハリン州のコジェミャコ知事は、サハリン南部と北方領土を含む島々について、「70年前に日本に勝って解放した」と述べ、第2次大戦の結果、ロシアの領土になったとする立場を強調しました。
軍事パレードには、ことし初めて、陸海空軍がそろって参加し、去年の2倍のおよそ900人の兵士が隊列を組んで行進したほか戦車や装甲車、それに軍用機も参加するなど例年以上に軍事色が濃いものとなり、ロシアとしては北方領土の返還を求める日本をけん制する狙いもあるものとみられます。
きょうは、北方領土の国後島や色丹島でも、同じような式典が開かれたということです。

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