【DeNA】三浦、現役続行!41歳5勝 来季もいける

2015年9月3日6時0分  スポーツ報知
  • 5勝目を挙げた三浦がファンの声援に応える
  • 6回1失点の好投を見せた三浦

 ◆中日2―3DeNA(2日・ナゴヤドーム)

 DeNAが3連勝で自力CS進出の可能性を残した。8月19日以来の先発となった41歳の三浦が、6回1失点で5勝目。プロ25年目となる来季も、現役続行の意思を固めていることが分かった。チームは2カード連続勝ち越し。中日戦も2年ぶりの勝ち越しを決め、9月は連勝発進となった。

 緊張の糸を切り、三浦がホッと息をついた。「ドキドキしました。チーム一丸で勝てました」。2点リードの9回2死満塁で藤井に左前打を浴びるが、同点の走者を左翼・乙坂がバックホームで刺してゲームセット。7月12日のヤクルト戦(神宮)以来、昨季に並ぶ5勝目を記録した。

 14日ぶりのマウンド。6回1失点と力投した。「余計なことは考えず、勝つしかない」。12年4月28日に負けて以来、中日戦は7連勝(ナゴヤDで5連勝)。これで14試合負けなしとなった。チームは2カード連続勝ち越し、後半戦初の3連勝をマーク。登板前に「ラストチャンスのつもりでやってほしい」と刺激していた中畑監督も「大輔様々」と最敬礼した。

 12月で42歳を迎える三浦は「毎試合毎試合、気持ちは同じ。その登板に全力を注ぐことしか考えてない」と強調してきた。今季は5月5日のヤクルト戦(横浜)で初昇格し、6回3失点。プロ野球タイ記録となる23年連続勝利をマークし、自身3連勝と波に乗った。

 昨季から投手コーチを兼任し、選手目線での助言にも定評がある。高いプロ意識は3年目の三嶋や、新人で抑えを務める山崎康ら若手の見本であり続けている。人気面でも球団に貢献。絶対不可欠な戦力であることは疑いようがなく、プロ25年目も現役で迎えることに何の支障もない。

 DeNAでは大洋時代を知る、現役唯一の生き残り。来季は24年連続勝利のプロ野球記録とともに「現役のうちにもう一回、優勝したい」と98年以来の夢を追うことになる。来季は43歳シーズン。ハマの番長は、まだまだ第一線で踏ん張りを利かせる。

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