韓国の6カ国協議首席代表を努める黄浚局(ファン・ジュングク)外交部(省に相当)韓半島平和交渉本部長は1日、北京で中国外務省の武大偉・韓半島問題特別代表と会談した。黄本部長は今回の朴大統領訪中の公式随行員にも含まれている。
朴大統領訪中のもう一つの目標は、中国との経済的協力関係を深めることだ。中国経済を統括する李克強首相とは韓中自由貿易協定(FTA)の実行、新産業分野への協力拡大、アジアインフラ投資銀行(AIIB)発足など経済分野の懸案を話し合うとみられる。
現在中国経済は人民元の相次ぐ切り下げにもかかわらず、株価が暴落し、成長も鈍化している。これは韓国経済にも直接的な影響を及ぼしている。過去最大規模の韓国の経済使節団(総勢156人)が同行するのもそのためだ。経済使節団は朴大統領の上海訪問に合わせて開かれる韓中ビジネスフォーラムに出席し、1対1でのビジネス商談会を開く予定だ。
一方、3日午前に天安門広場で行われる軍事パレードで、朴大統領がどの場所に立つかも関心事だ。中国政府はまだ席順を公表していない。深く低要素は、習主席の彭麗媛夫人が出席するかどうかだ。北京の外交筋は、習主席夫妻がそろって出席する場合には、習主席の右側にロシアのプーチン大統領、左側には彭麗媛夫人と並んで朴大統領が立つ可能性が高いとみている。このほか、朴大統領が北朝鮮代表の崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党書記と遭遇した場合、どう対処するかも注目される。