輸出の減少幅、独・日は韓国より深刻

 年初来輸出減少による直撃を受けた国は韓国だけではない。主な製造業大国も事情は似ている。ドイツと日本の上半期の輸出減少幅は韓国よりも大きい。世界的な景気低迷が主因だ。

 本紙が産業通商資源部(省に相当)と韓国貿易協会の資料を分析したところ、上半期のドイツと日本の輸出は前年同期比でそれぞれ12.9%、8.1%減少した。同じ期間の韓国の減少幅は5.2%だった。国際貿易研究院のシム・ヘジョン研究員は「日本は円安にもかかわらず、日本企業が値下げに慎重だったため、輸出が大幅には伸びなかった。域内貿易の割合が大きいドイツは今年上半期にギリシャ問題などで欧州の景気低迷が続き、輸出が急減した」と分析した。

 今年上半期の世界67カ国の貿易総額も前年同期を11.9%下回った。これは世界的な金融危機のピークだった2009年上半期(22.6%減)以来6年ぶりの減少幅だ。

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース