【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領がきょう2日に訪中し、習近平国家主席と首脳会談を行う。
先月末に任期5年の折り返しを迎えて以降、初の外国訪問となる。北東アジア地域の覇権をめぐり大国が外交戦を繰り広げるなか、今回の訪中を域内で外交主導権を握る足掛かりとすることができるかどうかが注目される。
朴大統領の訪中は就任後3回目。習主席との首脳会談は6回目だ。中国での最初の日程となる北京での韓中首脳会談で、朴大統領は北朝鮮核問題をはじめとする朝鮮半島情勢や北東アジアの平和・安定について突っ込んだ議論を行う考えだ。
続けて李克強首相と会談し、6月に正式署名した韓中自由貿易協定(FTA)の活用など両国の実質的な協力について話し合う。
3日午前には天安門広場で開かれる「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」記念行事に出席し、午後に上海へ移動する。
4日には上海で韓中両政府が共催する大韓民国臨時政府庁舎の再オープン式典に出席。現地の韓国系住民との懇談会、韓中ビジネスフォーラムなどにも参加した後、帰国する。