印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

第249回 福岡ソフトバンクホークス 柳田 悠岐選手【後編】 「目指すはトリプルスリー!」2015年01月24日

柳田 悠岐選手インタビュー【前編】はこちらから!

【目次】
[1]走り込みで下ができていたからウエイトトレーニングが生きた
[2]今年はホームランを打つ確実性を身に付けたい
[3]最終的な目標はトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)

今年はホームランを打つ確実性を身に付けたい

 アマチュア球界随一の「飛ばし屋」としてプロの門を叩いた柳田も、1年目はプロの厳しい洗礼を受けた。ウエスタン・リーグではいきなり本塁打王になるも、1軍での出場は6試合にとどまった。

「プロ(1軍)はスゴイです。大学の時は全部打ちにいっても打てる感じなんですが、プロは同じようにいったら絶対打てないですから。球は速いし、キレはあるし、コントロールもいい。変化球も大学とはレベルが違う。大学生の感覚のままでプレーしていたら、まるで通用しませんでした。今振り返ると(なんで打てないんやろか)程度の気持ちだったから、ダメだったんだと思いますね」

 この1年目のオフにプエルトリコのウィンターリーグに派遣され、「そこで22試合に出場と、得難い経験ができたのも(飛躍の)足掛かりになった」が、大きかったのは、「2年目の途中から秋山 幸二前監督が1軍で68試合に起用してくれて、場数を踏めたこと」だという。

「1軍での試合経験を重ねるうちに、どんなボールが来るかイメージできるようになったんです。バッティングはああせえ、こうせえと言われて、その通りにやっても打てるようにはなりません。打席に立ってみないと分からない部分もありますからね。僕の場合、経験させてもらって打てるようになった感じでしょうか」

 失敗も失敗で終わらせず、次への糧とした。「まずは失敗しないとわからない。大事なのは失敗してから」と捉え、「打てなかった時も必ずその映像をチェックし、いろいろな練習をしながら、自分のイメージとのズレを修正したんです」

 昨年の大ブレイクはこうした積み重ねの結果なのだろう。

【1月特集】変身!パワー系球児

このページのトップへ

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

【次のページ】 最終的な目標はトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)


プロフィール

柳田 悠岐
柳田 悠岐(やなぎた・ゆうき)
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 経歴:広島商― 広島経済大―福岡ソフトバンクホークス
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:188センチ90キロ
  • 生年月日:1988年10月9日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
【関連記事】
第20回 【記録トリビア 優勝回数編】優勝の回数だけドラマがある【高校野球ヒストリー】
第39回 野球界を引っ張る遅れてきた88年世代の選手たち【高校野球コラム】
第182回 【第97回広島大会展望】広陵、広島商、如水館など伝統校は健在!激戦区の広島を制するのは?【大会展望・総括コラム】
第15回 球児が好きなプロ野球選手ランキング外野手編 トップ3は糸井、イチロー、柳田!【野球総合研究所】
第248回 福岡ソフトバンクホークス 柳田 悠岐選手【前編】 「柳田選手の基礎を作り上げた高校時代」 【2015年インタビュー】
第226回 福岡ソフトバンクホークス 内川 聖一選手(大分工業高出身) 【後編】 【2014年インタビュー】
第222回 福岡ソフトバンクホークス 内川 聖一選手(大分工業高出身) 【前編】 【2014年インタビュー】
第197回 読売ジャイアンツ 杉内 俊哉投手(鹿児島実高出身) 【2014年インタビュー】
第178回 福岡ソフトバンクホークス 今宮 健太選手  【2014年インタビュー】
広島商 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー