徳島新聞Web

9月3日(木曜日)
2 2
2日(水)
3日(木)
徳島県内のニュース
津田「六右衛門まつり」6日で20回 金長狸迎え“和解”演出   2014/4/5 14:25
このエントリーをはてなブックマークに追加

津田「六右衛門まつり」6日で20回 金長狸迎え“和解”演出 六右衛門狸(ろくえもんだぬき)は津田地区の誇り-。民話「阿波狸合戦」で金長狸と戦った総大将六右衛門をシンボルにした町おこしイベントが6日、20回目を迎える。その名も「六右衛門まつり」。住民が一丸となって徳島市津田海岸町のみどり公園で続けてきた。節目の今年は金長狸がモチーフのゆるキャラ「こまポン」を小松島市から迎え、「和解」を果たして長年の対立に終止符を打つ。

 まつりは1995年、漁業が下火となり、廃れつつあった津田を元気にしようと津田地区社会福祉協議会が考案した。現在は津田コミュニティ協議会が引き継ぎ、地元のPTAなど加盟38団体が運営に当たる。

 今年は六右衛門にちなんだユニークなイベントを企画。小松島商工会議所に協力を求め、こまポンを招いて「六右衛門狸・金長狸の交流宣言」を表明する。

 当日は、着ぐるみの六右衛門も登場。「いつまでも語り継がれるタヌキ同士、仲良く交流します」などと宣言してこまポンと握手を交わし、合戦があったとされる江戸時代から約170年ぶりに仲直りをする。

 出店が並び、子ども太鼓や阿波踊りなどで盛り上がる六右衛門まつりは毎年大好評。多い年には4千人以上が来場する。県指定無形民俗文化財「津田の盆(ぼに)踊り」も披露され、伝統芸能継承の場としても定着している。

 協議会の島田和男会長(72)は「まつりのおかげで住民同士の協力体制ができた。小松島市とも連携し、タヌキの街として互いに発展していけたら」と話した。
【写真説明】六右衛門まつりの運営を支えてきた津田の住民ら=徳島市の津田コミュニティセンター


 9月2日 
 9月1日 
 8月31日 
 8月30日 
 8月29日 
 8月28日 
 8月27日 
 8月26日 
メニュー
 徳島ヴォルティス        高校野球
 社説        鳴潮           号外       地震
 ニュースリリース           不審者
 人事       訃報