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アフリカゾーン全面開業延期に
09月02日 12時27分
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札幌市の円山動物園は「アフリカゾーン」のことし中の全面開業を断念し、すでに移動した一部の動物だけを公開する方針を固めました。
円山動物園では、熱帯地域の動物などを展示する「アフリカゾーン」を来月に開業する予定でした。
しかし先月23日、グラントシマウマのオスが「アフリカゾーン」への移動中にストレスが原因とみられるショックで死に、30日には移動が決まっていたマサイキリンのメスも、おう吐物を気管支に詰まらせて死にました。
こうした中、ほかの動物園の職員に依頼して施設を再点検した結果、改修が必要な部分が見つかり工事が必要になったとして、動物の移動を来年まで延期することを決め、「アフリカゾーン」の全面開業は断念しました。
すでに移動したダチョウやブチハイエナなどの動物だけを公開し、移動が終わっていないライオンやカバ、それに残る1頭のマサイキリンなどは、もとの「熱帯動物館」で展示を続けることにしています。
動物園は、「楽しみにしていた人には申し訳ないが、動物の安全のため必要な対応だと考えている」と話しています。
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