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2015/09/02 (水) カテゴリー: DVD-PG
一つの惑星の滅亡と再興。
なにやら壮大な宇宙叙事詩めいているが、ここ数年のうちに小倉優子界隈で起こったことである。
「こりん星、無かったと思ってますよね?」
本人自らそうのたまうスマホゲーム『ポケコロ』のCMを前に、多くの人が「無かったと言い出したのは、そもそもお前だろ!」とツッコみを入れただろうが、しかしこりん星ギミックに絡んだ彼女に対する風当たりを思えば、彼女がここで開き直ってギミックをリセールしだすのも理解できる話である。
例えばの話だが、もし人食い人種キャラで売っていたプロレスラーのジャイアント・キマラが、「実はオレ、アフリカの未開人じゃなくてミシシッピー生まれのアメリカ人。英語通じます」とカミングアウトしたとして、「嘘をついていたな、コノヤロウ!」と怒る大の大人が果たしているだろうか。
それを考えると、「こりん星やめました」宣言の後に小倉優子を襲った度を越したツッコミが、いかに不条理なものであったかが理解できるだろう。
そんな彼女も今や人の母。ミルク代補填のために、ちゃっかりこりん星を再興しようが、いちいち目くじらを立てることもないだろう。たとえその新こりん星が、アコギなスクラッチガチャの星であったとしてもだ。
こりん星で売り出し始めていた頃の小倉優子は、なぜかゲームやアニメなどオタク系のコンテンツと親和性が高いように誤解されていて、その手の雑誌表紙やCMなどに起用されることも多かった。
しかしその後のゴルフ、焼き肉、FX、ママドルと続く彼女の遍歴を見れば、彼女がオタ的な資質とはおよそかけ離れていた、むしろ正反対なパーソナリティであったことは明白だ。
この一時的な方便としてのオタ方面への擦り寄りが、後にネット界隈で彼女が忌避される要因の一つとなったのではないだろうか。
そんなオタ系擦り寄り期の真っ只中にリリースされた彼女のイメージビデオは、ゲーム系メディアに露出しまくっていた時期を反映してか、DVDプレイヤーズゲームの体裁をとっているのであった。
通学路が重なる他校の美少女。もちろん小倉優子だが、その彼女に思い切ってアプローチをかけようとすると、出てくるのは二つの選択肢。手紙を渡すか、さり気なく挨拶するか。
とりあえず手紙というオタクらしいアプローチを選ぶと、気味悪がった彼女は通学路を変えてしまいゲームオーバー。リアル小倉優子がオタク的な態度とはおよそ相性が悪い事実を露呈して終わってしまう。
正解はさり気なく挨拶。
それも実際は後ろからいきなり肩をぽんぽん叩いて「よう」と声をかける、オタクならずとも「それをさりげない挨拶とは言わんわ!」と文句を言いたくなるような挨拶だが、リアル小倉優子はこの手のリア充ナンパ野郎的なアプローチに弱いようだ。あっさりオチました。
この後続く、不正解の方を選べば一発ゲームオーバー(DVDプレイヤーズゲームの常で、即タイトル画面に戻される)の二択をなんとか切り抜けていけば、水着のサービスシーンを経て、やがて彼女の家で手料理にありつけるだろう。
多彩な遍歴を経て、今や料理ネタをメインにする地位に辿り着いたゆうこりんの手料理に、主人公も思わず「将来、優子ちゃんの旦那さんになる人は幸せだよね」の感想を漏らすが、それもやはり今となっては「当の本人に聞いてみればどうですか?」の話になってしまうけど。
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