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「Xperia Z5」発表。初の4K液晶/5.5型や4.6型Compactも。カメラAF0.03秒/指紋認証
(2015/9/2 23:52)
ソニーモバイルコミュニケーションズは、世界初となる4K解像度のディスプレイを備えたスマートフォン「Xperia Z5 Premium」など、Xperia新機種3モデルを発表した。5.5型で4K液晶の「Xperia Z5 Premium」をグローバルで11月に、5.2型フルHDの「Xperia Z5」と、4.6型HDの「Xperia Z5 Compact」をそれぞれ10月に発売予定。
いずれも、ドイツ・ベルリンで9月4日〜9月9日(現地時間)に開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2015」において出展される。日本での発売時期は、改めて発表される予定。
4K液晶搭載、アップスケーリング対応の「Xperia Z5 Premium」など
Xperia Z5 Premiumは、スマートフォンで世界初となる4K/3,840×2,160ドットの5.5型トリルミナス液晶を搭載。4Kビデオカメラなどで撮影した映像などを、そのままの解像度で表示できる。Xperia Z5は1,920×1,080ドット、Xperia Z5 Compactは1,280×720ドット。
本体カラーは、Xperia Z5がホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色。Z5 Compactはホワイト、グラファイトブラック、イエロー、コーラルの4色。Z5 Premiumはクローム、ブラック、ゴールドの3色。
Xperia Z5 Premiumのみの特徴として、フルHDなどの動画/静止画も4Kにアップスケーリングする機能を搭載。設定でX-Reality for mobileをオンにすることで、アプリなどを問わず表示するコンテンツを4Kにアップスケーリングできる。アップスケーリングにはQualcomm製のチップセットとソフトウェアにより実現している。4K対応コンテンツのプリインストールも検討されているが、地域や通信事業者により異なる。
各モデルの画素密度は、Z5 Premiumが806ppi、Z5が428ppi、Z5 Compactが323ppi。なお、Xperia Z5は、Z4と同じ液晶デバイスを使用。Xperia Z5/Z5 CompactにもX-Reality for mobileを搭載しているが、これは両モデルのディスプレイに合わせた高画質化機能となっている。
3機種の大きな違いはディスプレイのサイズ/解像度と動作メモリやバッテリで、カメラ機能やCPUなどの基本仕様は共通。Z4と比べた大きな違いはカメラの性能向上や、新たに指紋認証に対応した点など。
カメラ機能の進化点。ハイレゾ/NC対応ヘッドセットを別売で用意
Xperia Z1〜Z4に搭載しているカメラモジュールを一新し、デジタル一眼カメラαの技術を活かした新たなセンサーを搭載。サイズは1/2.3型で名称も同じ「Exmor RS for Mobile」だが、有効画素数2,300万画素の積層型CMOSセンサーを採用(従来は2,070万画素)する。レンズはF2.0のGレンズ。
カメラのAFも強化され、コントラストAFと像面位相差AFを組み合わせたハイブリッドAFにより、最速0.03秒のAFを実現。デジタル5倍ズームの「Clear Image Zoom」にも対応。高解像度のセンサー画素から切り出した後のデータに信号処理することで、高画質のままズームできるという機能で、信号処理の見直しにより、粗くならずにデジタル5倍ズームできるという。ズーム時の画面表示も強化され、現在何倍にズームしているかをメーターだけでなく数値でも表示できるようになった。暗所撮影にも強く、ノイズを抑えた夜景などの撮影も可能となっている。手ブレ補正機能も強化。HDR撮影にも対応している。そのほか、カメラアプリの進化点として、「Superior auto」機能により、色合いと明るさの調整が可能となっている。
新たに、指紋認証機能も搭載。側面の電源ボタンにセンサーを内蔵し、ワンタッチでログイン可能。設定時に複数回タッチさせておくことで様々な角度から認証でき、最大5本までの指を登録可能。
3機種とも、バッテリは最大2日間持続可能(スタミナモードOFF時)としており、容量は、Z5 Premiumが3,430mAh、Z5が2,900mAh、Z5 Compactが2,700mAh。
ハイレゾ音楽再生にも引き続き対応。Z4と同様に192kHz/24bitのWAVやFLACなどを再生可能で、Bluetooth接続時のコーデックはLDACにも対応。接続したヘッドフォンに再生音を最適化する機能も備えている。
本体のハイレゾ再生機能はZ4と共通だが、別売で、ハイレゾ音声と、デジタルのアクティブノイズキャンセリング(NC)の両方に対応したヘッドセット「MDR-NC750」を用意する。カラーはブラックとホワイトの2色。
また、Bluetoothヘッドセットの「SBH54」もオプションで用意。カラーはブラック。FMラジオも内蔵する。なお、コーデックはLDACには対応しない。
本体デザインは、従来と同様にスウェーデンと日本のデザインセンターで設計。Z5の背面ガラスには、Xperia初というフロストガラス加工によりつや消し処理を行ない、フレームとの一体感を持たせることで、手になじむシンプルなデザインに仕上げたという。また、側面にも初めてXperiaのロゴを配した。一方で、Xperia Z5 Premiumは、光沢のある仕上げとしたことで高級感を持たせている。
CPUは、Z4と同じ64bitで2GHz/1.5GHzオクタコアの「Snapdragon 810」を3機種とも搭載。ストレージメモリは32GBで共通。microSDスロットも備える。メモリはZ5/Z5 Premiumが3GBで、Z5 Compactが2GB。
外形寸法と重量は、Z5 Premiumが154.4×75.8×7.8mm(縦×横×厚さ)、180g。Z5が146×72×7.3mm(同)、154g。Z5 Compactが127×65×8.9mm(同)、138g。
別売で、前面カバー付きの専用ケース「SCR42」(Z5用)なども用意。カバーを閉じると、ディスプレイの中央部だけが見えるようになり、Z5本体も、閉じた状態に合わせて専用の画面表示に切り替わる。
URL
- ソニーモバイル
- http://www.sonymobile.co.jp/
- ニュースリリース(英文)
- http://blogs.sonymobile.com/category/press-releases/products/
- ニュースリリース
- http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201509/15-068/index.html
- IFA 2015ベルリンショー(英文)
- http://b2b.ifa-berlin.com/en/
- IFA 2015ベルリンショー(日本語)
- http://www.phileweb.com/ifa/
2015年9月2日
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