後藤太輔
2014年8月28日18時12分
目隠しをしてプレーするブラインドサッカーを生かした企業研修や授業が人気を呼んでいる。視覚障害者による5人制のパラリンピック競技。チームワークやコミュニケーション能力が高まると評価され、競技の普及だけでなく、日本ブラインドサッカー協会(釡本美佐子理事長)の収入源にも結びついている。
「右、右!」「もう一歩!」。半導体メーカーのマーベルジャパン社(東京都新宿区)の研修。7人前後のチームに分かれ、目隠しした社員が同僚の声の指示だけで30秒以内に動き回るボールに何度タッチできるかを競い合った。最初は8回程度だったが、練習と作戦会議を繰り返すと、23回を記録したチームも出た。
■「障害者理解深まる」
名前すら知らない人が集まったチームもあったが、ゲーム感覚の2時間半の研修が終わる頃には、27人の社員は互いをニックネームで呼び合うようになった。アンドリュー・クラウスさん(46)は「相手の立場を考えてコミュニケーションをすることを学んだ。これを職場で心がければ、いい仕事ができる」。研修を見守った人事マネジャーの岩田さゆりさんは、ほかの研修にはない特徴として「ユニークでインパクトがあり、障害者理解も深まる」点を挙げた。
残り:950文字/本文:1462文字
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
PR比べてお得!