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 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムが白紙撤回されたことについて、ほかの五輪開催都市のメディアは、東京大会の準備の混乱を「新たな恥ずべき事態に苦しんでいる」「卓越した計画性と注意深さで知られる国が、多くの見直しに追われている」などと報じている。

 来年五輪を開くブラジル・リオデジャネイロが拠点のテレビ局グロボは、エンブレムの使用中止を電子版で速報した。

 これまで新国立競技場の白紙撤回や競技会場の変更について、高い関心を持ってリポートしてきた。7月24日のエンブレム発表時にも、新国立競技場問題と重ねて「五輪開催に対する疑念を、エンブレムの発表でそらしたいと期待している」などと伝えた。

 12年大会を開いたロンドンの日刊紙ガーディアン(電子版)はエンブレムの使用中止について、「抗議をはねつけた数日後に決定が下された」と報じた。