こんにちは(* ・ω・)ゞ
スマホを常に持ち歩いていないと不安な現代人(?)、美エージェント編集部のもちこです。
今回のテーマは、ズバリ!
「スマホでもプロ並みに上手な料理写真を撮る方法」について!
最近は、Twitter、Facebook、Instagramなどで写真を公開する人がとっても多くなりましたね。
お出かけした際に、ランチやお茶した時の料理写真をアップすることがあると思います。
でも、実際に料理写真を撮ってみると、何だかパッとしない写真になった経験がありませんか?
実は、私も何度も料理写真を撮ってみたものの、イマイチな写真ばかりになったことがあります…。
なので、今回は美味しく料理写真が撮れる10のコツを徹底的に調べたので、早速今日から実践していきましょう!
※今回はわかりやすいように、同じ被写体で良い例と悪い例を挙げているので参考にしてください♪
なお、それぞれの撮影のコツは下の本も参考にしています。
もっとおいしく撮れる! お料理写真10のコツ 佐藤 朗 著
参考&画像出典:www.amazon.co.jp
コツその1、料理を中央に置かずに、隅に寄せる。
◆良い例
◆悪い例
- 料理を真ん中に置かない。
- 料理を端に寄せて、敢えて反対側に背景を作る。
- 応用テクニックとして、飲み物やスプーンなどの食器を添えるとオシャレ♪
料理を敢えて真ん中に置かないようにすると、美味しそうな写真が撮れます!
わざと端に背景を作ることで、写真全体に奥行きが生まれます。
それに、良い例のように料理を隅に寄せた方が、量が多く見えてとっても美味しそう!
悪い例だと料理の全体は見えますが、どうしても量が少なくこじんまりとして見えますよね…。
あとは、応用編として小物を置くテクニックもあります♪
例えば、居酒屋などで料理の写真を撮る場合は、ビールや日本酒などのドリンクを合わせるだけでも、よりオシャレな写真を撮ることができますよ~!
コツその2、明るい場所で撮影する。(自然光があると尚良し!)
◆良い例
◆悪い例
- 明るい場所で撮影する!
- 太陽の光が強い朝~昼間に撮影するのがオススメ。
- 家で撮影する場合は、光の差し込む窓際で撮影するとGOOD♪
明るい場所で撮影することで、半熟卵やチャーシューの「照り」がしっかりと表現できていますね。
悪い例を見てもらうとわかると思うのですが、全体的に暗くチャーシューが黒ずんで見えるため、パサパサして美味しくなさそうですよね…。
外出先ではなく、家でも料理写真を撮りたいという場合は、朝~昼間のお日様が出ている時に、部屋の窓際に料理を置いて撮影すると綺麗な写真を撮ることができるので試してみてください♪
また、明るい場所で撮影するメリットはもう1つあります。
それは何かというと、影が濃く映るため料理全体に立体感が生まれるんです。
このラーメンの写真のように、器が深くて真上からの写真しか取れない場合には明るい場所で撮影し、光を利用して立体感を出すのがオススメです♪
あと、お店の料理を撮影する場合は、良い例のように光が差し込みやすい窓際で撮影すると料理全体が明るく写るので、ぜひ覚えておいてくださいね!
コツその3、主役の料理をアップにする。
◆良い例
◆悪い例
- 撮影する前に、料理の周りのものを片付ける。
- 撮影する時は主役の料理にピントを合わせ、他の料理は全てカットする。
- ただし、見た目がオシャレなランチセットなどを撮る場合は、敢えて付け合わせのデザートなどを写すとGOOD♪
まずは、写真を撮る前に料理の周りのものを整理することが大切です!
悪い例は主役の料理をアップにしているように見えますが、実は左上の背景に料理とは関係のない余計なものが映りこんでしまっているため、これだとせっかくの主役が目立ちません。
そして、撮影する際は、料理全体を撮らずに「どうしてもこれを撮りたい!」という主役のメニューが画面の7割以上を埋めるようにフレーミングして、写真を撮るとOKです。
これは、写真用語で
と言われており、よく使われてる手法の1つです。料理全体を写したい気持ちはわかりますが、思い切って全てカットしてしまいましょう!
敢えて余計なものを全てカットすることで主役が強調され、他の人にも何を撮りたかったのか伝わります◎
ただし、カフェのランチセットを撮影する際は、付け合わせのサラダやデザートを隅にちょこんと一緒に写しておくと、より美味しそうに見えるので、場合によって写真の撮り方を変えてみると効果的です。
コツその4、背景をぼかして立体感を出す。
◆良い例
◆悪い例
- 料理にピントを合わせる。
- どうしてもカメラでぼかしがかからない場合は、加工アプリで背景をぼかそう。
- なるべく背景に余計なものが入り込まないようにする。
実は、料理写真の背景をぼかすだけで簡単にプロカメラマン並みのオシャレ写真が撮れるんです!
料理を単独でピントを合わせると、背景がぼやけて料理の色や形が際立ちますよね。
すると、料理が浮き立って見えるため、立体感がある写真に見えます。
悪い例は背景を強くぼかしていないのと、料理以外の余計な情報が多いため、主役のアイスが映えずごちゃごちゃとした印象を受けますよね。
スマホで撮影する際は、一度画面をタップして料理にピントを合わせると自然と背景にぼかしがかかります♪
どうしてもスマホのカメラ機能でぼかしがかからない場合は、加工アプリで背景をぼかし加工するだけで立体感のある写真に仕上がるのでオススメです!
コツその5、料理をアップに写し、料理に関係のないものは写さない。
◆良い例
◆悪い例
- カメラを料理に近付ける。
- その料理のお皿全体を撮るのではなく、料理の一番撮りたい部分をアップにして撮影する。
- 敢えて料理の一部をフレームアウトさせることで、料理のサイズ感をアップさせよう!
料理をアップに写すことで、立体感があり、ボリュームのある写真が撮れます。
悪い例のように、パンケーキ全体を写そうとすると余計な背景までも映り込んでしまうため、メインの料理の存在が薄れてしまいますよね。
そのため、良い例のように撮りたい料理をアップにして撮影すると、非常に迫力のある写真になります。
それに、料理に近寄って撮ることで、被写体の細かい部分まで綺麗に見えますよね!
あとは、もう1つのテクニックとして、ここでも料理の一部をはみ出させることがポイント!
写真をアップにして撮影する際は、どうしても写真全体を収めることができないことが多いため、入らない部分を丸々フレームアウトさせると、より料理の量がボリューミーに見えます。
コツその6、撮影角度(アングル)は斜め上45度!
◆良い例
◆悪い例
- 料理を真上から撮らない!
- 視線の斜め下に料理を置くことを意識して撮影する。
撮影する際は、斜め上45度の角度(アングル)で撮るのがベストです!
なぜ斜め上45度かというと、それは一般的な座っている高さと同じ目線だからなんですね。
人は、普段と同じ目線の料理写真を見ると、その風景が思い浮かぶため、より美味しさが伝わりやすいんです。
それと、今回の例のようにムースや飲み物など、カップに入った料理写真を撮る場合は真上から撮るのは厳禁です!
真上から撮っても表面の円の部分しか映らないので立体感がなく、何を撮っているのか伝わりませんよね。
また、この角度が光の差し込み方も一番綺麗に入り、立体感のある写真に仕上がると言われています。
ただし、料理の種類によっては、真上から撮って全体を写したり、わざと角度を下げて真下から見上げた写真に仕上げてみるのも面白いので、色々試してみるといいかもしれません♪
コツその7、マットなどの下地を使って、料理を際立たせる。
◆良い例
◆悪い例
- 下地(例:無地・柄入りのマット)を料理と一緒に撮る。
- 料理だけを取るのではなく、敢えて下地も写真の中に入れる。
料理写真を取る場合は、下地と一緒に料理を撮る撮影法も効果的です!
料理の表情は、周りの「色」でガラリと変わります。
シャーベットを撮るなら「水色」、高級感溢れるステーキやお寿司を撮るときは「黒」、というように下地や背景に色を付けることで、その料理のイメージを色が補完してくれるんです。
悪い例の写真も綺麗に撮れていますが、下地の上に料理を乗せている場合は料理をアップにせずに、敢えて下地も一緒に写した方が料理がより華やかに見えます。
特に、今回の写真の場合は下地の色の「緑」が、トマトの「赤」を際立たせていますよね。
このように、色が与えるイメージを利用するのも一つの手です。
見た人が料理の味の想像をして引き込まれる、魅力的な写真が出来上がります!
コツその8、同じ料理を並べて撮る。
◆良い例
◆悪い例
- 料理の向きは、左奥から右手前へと傾ける。
- 真上からではなく、料理の側面を映すように斜め上の角度から撮るのがオススメ!
同じ料理・同じサイズのものを複数撮る際は、並べて撮るとGOOD!
真上から撮るのではなく、料理の側面も写るようにすると(例えば、お寿司で言うとシャリの部分が写るようにするとOK)、より良い仕上がりになります♪
料理の向きは左右どちらでもいいですが、左奥から右手前に傾けて並べるとより美しく見えます。
というのも、実は人の視線というのは、意図的に左から右へと流れるようになっています。
それは何故かと言うと、私たちは生活している中で左から右へと流れるイメージを固定化させているからなんですね。
カレンダー、動画の早送りなどの操作、WEBページの文章を読む順番、これらは全て左から右へと流して見ますよね。
つまり、それらの視線の流れは、写真でも共通していることなんです!
良い例の写真を見ると、視線が自然と左下から右上へと目を追ってしまいますよね。
悪い例の写真だと、料理の位置がバラバラでいまいち統一感がありません。
このように、視覚効果を利用して写真を撮るのも一つのテクニックなんです♪
コツその9、料理に使うスプーンやフォークを添えて撮影する。
◆良い例
◆悪い例
- 料理を撮影する時は、スプーンなどの小物も一緒に添えておく。
- 端やフォークで、料理をすくい上げた様子を撮影するのも効果的!
この写真はスプーンがあることで、「今から食べるよ!」という臨場感を出しています。
下の写真も料理が主役ということがわかるので、美味しそうには撮れているのですが、スプーンが写っていないため食事をする感じが伝わらずイマイチな写真です。
食事に使う小物を添えることで、料理をより一層美味しそうに見せることができるんですね!
あとは応用編として、「箸上げ」という手法があります。
箸やフォークなどで料理をすくい上げたものを撮るだけで、思わず「美味しそう!」と言いたくなるような臨場感のある写真に仕上げることができるんです♪
この時、すくい上げた料理にピントを合わせ背景をぼかすと、より迫力が増します。
コツその10、飲み物を撮る際は、光の反射を利用する。
◆良い例
◆悪い例
- 真上からだと飲み物の表面しか写らないため、斜め上から撮影する。
- 少しずつズラしながら、液体の「3分の1」の部分に光の反射が入るように調整する。
飲み物に光が反射していると、とっても美味しそうに見えますよね♪
光の面積は全反射ではなく、全体の「3分の1」以下に抑えることがポイント!
光を全反射にしてしまうと立体感がなくなり、のっぺりと見えてしまうため注意が必要です。
あと、飲み物を撮影する際のコツとして、使える上級者テクニックが1つあります。
それはズバリ、温かい飲み物の場合は湯気、冷たい飲み物はグラスの水滴を一緒に写すこと!
よりその飲み物の温度や雰囲気が伝わりやすいのでオススメです。
これは、「シズル感※」を出すテクニックで、食べ物をより美味しそうに見せて、見た人の食欲を刺激することが出来るんです!
※「シズル感」:食欲や購買意欲を刺激するような「美味しそうな感じ」のこと。
まとめ
上手に料理写真を撮る「10のコツ」、いかがでしたでしょうか。
今回の撮影テクニックは、実際にプロカメラマンの方が使っている技術を紹介したのですが、実はスマホでも使えるテクニックばかりなんですね!
今回の記事で、一眼レフやデジカメがなくても、スマホでも上手に料理写真が撮れるということが分かっていただけたのではないでしょうか?
上手に料理写真を撮るには、やはり一番大事なのは「写真から美味しさが伝わる」ということだと思います。
是非撮りたい料理と10のコツを比較して、どれが一番美味しく撮れるか色々試してみてくださいね♪
以上、美・エージェント編集部のもちこでした(* ・ω・)ゞ
ツイッターの方も宜しくお願いします♪
この記事が気に入ったら「イイね!」しよう!
美エージェントのお勧め記事をお届けします。