波多野陽、河野洋人
2015年9月1日03時00分
府は31日、関西電力高浜原発(福井県高浜町)の30キロ圏に入る舞鶴市、綾部市などの首長らも参加した4回目の「地域協議会」を開き、原子力規制庁が同原発の審査結果について改めて説明した。規制庁の説明が始まって半年が経つが、「安全性の保証」を求める地元との溝は埋まらない。
規制庁は同原発の審査にあたった山形浩史安全規制管理官が、「新規制基準がどの程度の安全性を保証しているのか」とする地元側の質問に答えた。山形管理官は、炉心損傷の頻度を1万年に1度とするなど基準が目指した各種の数値目標を説明し、「基準を満たすことで東京電力福島第一原発のような事故の発生確率は極めて低く抑えられると判断している」と話した。
原子力規制委員会の事務局である原子力規制庁が高浜原発の審査結果について初めて府などに説明したのは3月。これで3回目の説明となるが、知事や府内の首長らは納得していない。山田啓二知事は協議会後、取材に対して「何もなかった最初の説明からすると、一定の数字など評価する材料は出てきたが、まだそういう時点かな」と話し、規制庁とのやり取りが今後も続くとの見通しを示した。
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