やれることはAとBという複数の概念を組み合わせてCという新しい概念を作り出すこと。
小保方氏の場合は、その作り出したはずの新しい概念自体が偽り(詐欺)なのが明白だった。
仮に詐欺でなかったのなら有用であることは確かだったから、あれほどの大騒ぎになった。
一方、佐野氏は作り出した概念が偽りであるかどうかは見る人によって判断が異なる。
色を変えたり位置を変えたりしただけでも新しい要素を加えたという見方もできるし、そうでない見方もできる。
シンプルな構造である場合は特に、真似るつもりがなくても何らかの先行事例に似てしまう可能性が否定できない。
仮に詐欺的な行為がされていたとしても、それが明白とまではいえないということだ。
しかし、元々の発端を思い出してみれば分かることだが、佐野氏のオリンピックロゴのデザインは誰もが満足して受け入れるものではなかった。
つまり、佐野氏の生み出したデザインのについては元々、新規性が問題でなのではなく、それが優れていてるかどうかが疑われていたのだ。
ただ、優れているか否かの評価よりも新規性があるかないかという判断のほうが簡単にできる。で、あら探しが加速した結果が現在の状況なのだろう。
ベルギーの美術館の件から蟻の一穴のように噴き出したというのも否定できないが、あれを探し出したきっかけは「オリンピックロゴが気に入らなかった」からであって、逆ではない。
ただ、事がここまで暴露されてしまうと、どういう形で落ち着くのか想像できない。
少なくてもオリンピックロゴは撤回されるまで騒動は続くだろうし、佐野氏は…下手な事にならなければいいけど。
「デザイン業界がパクリの巣だ」という断罪をする人もいるだろうが、そのパクリの一番の被害者はパクられたデザイナーなのだから、その決着は業界内でどうにかするしかない。いずれにせよ、デザイナーは当分、戦々恐々として怯えながら仕事するしかないのだろう。
佐野パクリ騒動と小保方捏造騒動とで、同業者たちの反応がまるっきり違うわけだけど、 これって結局、やり玉に挙げられてる人を「同じ」と見るか「違う」と見るかなんだろうね。 ...
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