【ソウル聯合ニュース】過去5年間で韓国軍の脱走兵数が毎年減っていることが31日、分かった。
国会法制司法委員会に所属する最大野党・新政治民主連合の徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員が軍事法廷院から提出を受けた資料によると、過去5年間に脱走した兵士は計2559人に上る。1日平均1.6人が脱走したことになる。
年別では2011年が708人、12年が619人、13年が643人、14年が415人。
今年は6月までで154人と毎年減る傾向にある。
脱走理由は「服務に嫌気が差した」が1877人(72.2%)で最も多く、「家庭問題」が115人(6.1%)、「異性問題」が74人(3.9%)と続いた。
徐議員は、「このほど南北間で軍事的衝突の緊張が高まり多くの兵士が除隊を先送りするなど愛国心を見せているが、依然として脱走兵が出るということはいまだに軍生活に問題があるということを意味する」と説明した。
その上で、「不合理な軍隊文化を変え、兵士らが国防の義務を忠実に果たせるようにすべきだ」と強調した。