北朝鮮の朝鮮労働党で対南工作を担当する統一戦線部のナンバー2、元東淵(ウォン・ドンヨン)第1副部長(68)が海外の団体から賄賂を受け取ったとして摘発を受け、粛清されたとの情報が流れている。
米国のラジオ放送「自由アジア放送(RFA)」は28日、北朝鮮で今年初めに国家安全保衛部が統一戦線部を電撃的に捜査し、海外同胞との事業で汚職があったとして、多くの幹部が解任されたと報じた。統一戦線部に対する捜査は、今年1月に対北朝鮮支援のために訪朝したカナダのイム・ヒョンス牧師が平壌で逮捕され、供述に応じたことがきっかけになったという。